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ノバミン (プロクロルペラジンマレイン酸塩) 塩野義 [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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のばみん

ノバミン

処方薬

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/統合失調症の薬

解説タイトル

フェノチアジン系薬剤

一般名

プロクロルペラジンマレイン酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

錠剤 / 5mg 1錠 9.60円

製薬会社

塩野義

先発/ジェネリック

先発品

分類

フェノチアジン系精神科用薬剤

規制

使用量と回数

統合失調症:1日15~45mg(3~9錠)を分けて服用。術前・術後などの悪心・嘔吐:1日5~20mg(1~4錠)を分けて服用。

識別コード

5mg 包装コード: 095 5 本体コード: 095:5

その他

保険収載年:1958/4

ノバミン錠5mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

統合失調症
[トリラホン,ノバミン,ピーゼットシーのみの適応症]術前・術後の悪心・嘔吐
[トリラホン,ピーゼットシーのみの適応症]メニエール症候群(めまい,耳鳴り)
[クロルプロマジン塩酸塩(コントミンなど)のみの適応症]躁(そう)病/神経症による不安・緊張・抑うつ/悪心・嘔吐/しゃっくり/破傷風に伴うけいれん/麻酔前投薬/人工冬眠/催眠・鎮静・鎮痛薬の効力増強
[レボメプロマジンマレイン酸塩(ヒルナミンなど)のみの適応症]躁病うつ病における不安・緊張

解説

1950年代初期,それまで獣医が動物の寄生虫の治療に用いていたフェノチアジンの誘導体(化合物)であるクロルプロマジン塩酸塩を使うことで,統合失調症の治療は大きな転換期を迎え,多くの患者が外来治療で社会復帰が可能になりました。
統合失調症では,脳内ドパミン作動性神経系が過敏になっていると考えられていますが,フェノチアジン系薬剤はシナプス後膜の受容体部をブロックして刺激の伝達を弱めると考えられています。

使用上の注意

警告

基本的注意

*クロルプロマジン塩酸塩(コントミン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……昏睡状態・循環虚脱状態の人/バルビツール酸誘導体・麻酔薬などの中枢神経抑制薬の強い影響下にある人/アドレナリンの使用中/フェノチアジン系薬剤およびその類似薬剤に対するアレルギー
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……皮質下部の脳障害(脳炎,脳腫瘍,頭部外傷後遺症など)の疑いがある人
(3)慎重に服用すべき場合……肝機能障害,血液障害/褐色細胞腫・動脈硬化症・心疾患の疑いがある人/重症ぜんそく,肺気腫,呼吸器感染症/てんかんなどのけいれん性疾患またはこれらの前歴/高温環境下にある人/脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人/幼小児,高齢者
(4)服用初期……起立性低血圧がおこることがあります。急に立ち上がったとき,ふらつきやめまい,動悸,眼前暗黒感などがあるようなら,処方医へ連絡してください。
(5)かくされる嘔吐……本剤には嘔吐を抑える作用があるので,薬物中毒,腸閉塞,脳腫瘍などによる嘔吐症状をかくすことがあります。
(6)突然死……服用中,原因不明の突然死が報告されています。
(7)血栓塞栓症……肺塞栓症,深部静脈血栓症などの血栓塞栓症がおこることがあります。不動状態,長期臥床,肥満,脱水状態などの危険因子を有する人は十分に注意して服用し,息切れ,胸痛,四肢の疼痛,むくみなどがみられたらすぐに処方医に連絡してください。
(8)殺虫剤……服用中は,有機燐系の殺虫剤には触れないようにしてください。殺虫剤の毒性を強め,縮瞳や徐脈などの症状が現れることがあります。
(9)悪性症候群……本剤の服用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。高熱が続き, 意識障害, 呼吸困難, 循環虚脱, 脱水症状, 急性腎不全へと移行して死亡した例が報告されています。
(10)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(11)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)悪性症候群。(2)血圧降下・心電図異常に続く突然死,心室頻拍。(3)長期服用による不随意運動(遅発性ジスキネジア,遅発性ジストニアなど)。(4)低ナトリウム血症,けいれん,意識障害などを伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)。(5)再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症,白血球減少。(6)長期または大量服用による眼障害(角膜・水晶体の混濁や網膜・角膜の色素沈着など)。(7)SLE(全身性エリテマトーデス)様症状(発熱,紅斑,筋肉痛,関節痛,リンパ節の腫れ,胸部痛など)。(8)食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘などから移行する,麻痺性イレウス(腸閉塞)。(9)肝機能障害,黄疸。(10)筋肉痛,脱力感,血中・尿中ミオグロビンの上昇(尿が褐色に着色したら注意)を特徴とする横紋筋(おうもんきん)融解症。(11)肺塞栓症, 深部静脈血栓症などの血栓塞栓症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状,光線過敏症
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……頻脈,心疾患悪化
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……食欲亢進,食欲不振,舌苔,悪心・嘔吐,下痢,便秘/錐体外路(すいたいがいろ)症状:パーキンソン症候群(手指振戦,筋強剛,流涎(りゅうぜん)など),ジスキネジア(けいれん性斜頸,顔面・頸部のれん縮,後弓反張,眼球回転発作など),アカシジア(静坐不能)/視覚障害/体重増加,女性化乳房,乳汁分泌,射精不能,月経異常,糖尿/錯乱,不眠,めまい,頭痛,不安,興奮,刺激を受けやすい/尿閉,無尿,頻尿,尿失禁/口渇,鼻閉,倦怠感,発熱,むくみ,皮膚の色素沈着
(4)検査などでわかる副作用……白血球減少症,顆粒球減少症,血小板減少性紫斑病/血圧降下,不整脈/縮瞳,眼内圧上昇

併用してはいけない薬

アドレナリン(ボスミン)→アドレナリンの作用を逆転させ,血圧降下をおこすことがあります。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると相互に中枢神経抑制作用が強まることがある薬剤・薬物……バルビツール酸誘導体(バルビツール酸誘導体)/アルコール
(2)併用すると起立性低血圧がおこることがある薬剤……降圧薬
(3)併用すると口渇, 眼圧上昇, 排尿障害, 頻脈などがおこることがある薬剤……アトロピン様作用のある薬剤(抗コリン作動性抗パーキンソン薬(抗コリン性パーキンソン症候群治療薬),三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬))
(4)併用すると内分泌機能調節異常,錐体外路症状が現れるおそれがある薬剤……ドンペリドン(ドンペリドン),メトクロプラミド(メトクロプラミド
(5)本剤と併用すると副作用が現れる可能性がある薬剤……炭酸リチウム(躁病に用いる薬)(心電図変化,重症の錐体外路症状,持続性のジスキネジア,突発性のシンドローム・マリン〈悪性症候群〉,非可逆性の脳障害)
(6)併用すると相互に作用が強まる薬剤……麻酔薬
(7)併用すると相互に作用が弱まる薬剤……レボドパ製剤(ドパミン前駆物質(レボドパ)),ブロモクリプチンメシル酸塩(乳汁分泌異常症治療薬
(8)併用すると眠け, 精神運動機能低下をおこすことがある薬物……アルコール

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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