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みおかーむないふくえき

ミオカーム内服液

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/けいれん・てんかんの薬

解説タイトル

ピラセタム

一般名 解説

ピラセタム
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

液剤 / 33.3% 1mL 25.80円

製薬会社 解説

UCB=大鵬

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗けいれん・てんかん薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1回4~7g(12~21mL)を1日3回。

識別コード 解説

その他 解説

保険収載年:1999/11

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

皮質性ミオクローヌスに対する抗てんかん薬などとの併用療法

解説 解説

本剤は環状γ(ガンマ)-アミノ酪酸(サイクリックGABA)の誘導体(化合物)で,抗ミオクローヌス作用と抗てんかん作用を持っています。ミオクローヌスとは,自分の意思とは関係なく,筋肉が稲妻のように急に激しくぴくつく状態です。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/重症腎不全(クレアチニン・クリアランス20mL/分以下)/脳出血またはその疑い
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害(クレアチニン・クリアランス20~60mL/分)/肝機能障害/出血傾向のある人/甲状腺機能亢進症/ハンチントン病
(3)インフォームド・コンセント……本剤は,国内では比較臨床試験が実施されていません。また,一般臨床試験において少数例で有効性と安全性が検討された薬剤です。処方医から十分に説明を受け,同意できる場合にのみ服用してください。
(4)急な減量・中止……服用量を急激に減らしたり中止すると,ミオクローヌス重積状態が現れることがあります。自己判断で減量や中止をしないようにしてください。
(5)長期服用……本剤を長期に服用していると,横紋筋(おうもんきん)融解症がおこる可能性があります。手足の筋肉の痛み,しびれ,けいれん,脱力,歩行困難,赤褐色の尿などの症状がみられたら,ただちに処方医へ連絡してください。
(6)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,抑うつ,運動過剰などがおこることがあるので,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(7)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)服用量の急激な減量や中止によるけいれん発作。(2)白内障(目のかすみなど)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……眠け,倦怠感,ふらつき感,怒りやすい・粗暴性,記銘力低下,運動過剰,神経過敏,不安感,抑うつ,不眠/下痢・軟便,吐きけ・嘔吐,食欲不振,胃部不快感,腹痛,口渇,舌苔/熱感・発汗,胸部圧迫感,筋肉痛,感冒様症状,女性型乳房,皮疹
(2)検査などでわかる副作用……白血球減少,血小板減少/肝機能異常/血圧上昇,AL-P増加,CK増加

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)甲状腺製剤(甲状腺製剤)との併用で錯乱,過敏状態,睡眠障害などがおこったという報告があります。

海外評価 解説

  • 4点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27