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せでぃーる

セディール

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/精神安定薬

解説タイトル

タンドスピロンクエン酸塩

一般名 解説

タンドスピロンクエン酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 5mg 1錠 11.10円
錠剤 / 10mg 1錠 19.30円
錠剤 / 20mg 1錠 34.40円

製薬会社 解説

住友ファーマ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

セロトニン(5-HT1A受容体)作動性抗不安薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

1日30mgを3回に分けて服用。増量する場合は1日60mgまで。

識別コード 解説

5mg 包装コード:034 本体コード:034
10mg 包装コード:044 本体コード:044:10
20mg 包装コード:DS 047 本体コード:DS 047:20

その他 解説

保険収載年:1996/9

セディール錠10mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

心身症(自律神経失調症,本態性高血圧症,消化性潰瘍)による身体症候ならびに抑うつ,不安,焦燥,睡眠障害/神経症による抑うつ,恐怖

解説 解説

抗不安薬として最も広く使われているベンゾジアゼピン系薬剤(ベンゾジアゼピン系安定薬)とは異なる効き方をする非ベンゾジアゼピン系抗不安薬の一つで,セロトニン神経系に選択的に作用します。ベンゾジアゼピン系に比べて抗不安作用は弱いですが,副作用が少なく,薬物依存性もほとんど生じないのが特徴です。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*タンドスピロンクエン酸塩(セディール)の添付文書による

(1)慎重に服用すべき場合……脳の器質的障害/中等度または重度の呼吸不全/心機能障害/肝機能障害/腎機能障害/脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人/高齢者
(2)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠けやめまいなどがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(3)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)肝機能障害,黄疸。(2)興奮,ミオクローヌス(不規則な不随意運動),発汗,ふるえ,発熱などを主症状とするセロトニン症候群。(3)本剤と抗精神病薬・抗うつ薬などとの併用や,本剤の急激な減量・中止による悪性症候群。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,じん麻疹,かゆみ)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……眠け,ふらつき,めまい,頭痛,頭重,不眠,パーキンソン様症状,ふるえ,悪夢/動悸,頻脈,胸内苦悶/悪心・嘔吐,食欲不振,口渇,腹部不快感,胃痛,胃のもたれ,腹部膨満感,便秘,下痢/倦怠感,脱力感,気分不快,四肢のしびれ,多汗(発汗,寝汗など),目のかすみ,悪寒,むくみ,ほてり(顔面紅潮,灼熱感など)
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・AL-P・γ-GTP上昇/尿中NAG上昇,BUN上昇/好酸球増加/CK上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると錐体外路(すいたいがいろ)症状が強まることがある薬剤……ブチロフェノン系誘導体(ブチロフェノン系薬剤)(ハロペリドール,ブロムペリドール,スピペロンなど)
(2)併用すると降圧作用が強まることがある薬剤……カルシウム拮抗薬(ニカルジピン塩酸塩(カルシウム拮抗薬(適応症が高血圧症のみのもの)),アムロジピンメシル酸塩(カルシウム拮抗薬),ニフェジピン(カルシウム拮抗薬)など)
(3)併用するとセロトニン作用が強まるおそれがある薬剤……フルボキサミンマレイン酸塩・パロキセチン塩酸塩水和物(選択的セロトニン再取り込み阻害薬),ミルナシプラン塩酸塩(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬),トラゾドン塩酸塩(トラゾドン塩酸塩

海外評価 解説

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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27