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アタラックス-P

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/精神安定薬

解説タイトル

ヒドロキシジン

一般名 解説

ヒドロキシジンパモ酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

散剤 / 10% 1g 19.70円
カプセル剤 / 25mg 1カプセル 5.90円
カプセル剤 / 50mg 1カプセル 8.70円
シロップ剤 / 0.5% 1mL 2.20円
ドライシロップ剤 / 2.5% 1g 8.60円

製薬会社 解説

ファイザー

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

精神安定薬(抗ヒスタミン類似)

規制 解説

使用量と回数 解説

じん麻疹,皮膚疾患に伴うかゆみ:1日50~75mgを2~3回に分けて服用。神経症:1日75~150mgを3~4回に分けて服用。

識別コード 解説

25mg 包装コード:541:25mg 本体コード:541
50mg 包装コード:542:50mg 本体コード:542


その他 解説

保険収載年:1965/12

アタラックス-Pカプセル25mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

じん麻疹,皮膚疾患に伴うかゆみ(湿疹・皮膚炎,皮膚掻痒症)/神経症における不安・緊張・抑うつ

解説 解説

本剤は非ベンゾジアゼピン系薬剤の一つで,ベンゾジアゼピン系薬剤(ベンゾジアゼピン系安定薬)に比べて有利な点は,依存性が生じないことです。2種類の化合物がありますが,作用,副作用,注意事項は全く同じです。
抗ヒスタミン作用があり,じん麻疹・湿疹,アレルギー症状の場合のかゆみ止めとしてはよく効きますが,作用時間が長く,眠けに注意する必要があります。眠けには個人差があり,強く出る人からほとんど眠くならない人までいます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*両剤の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分,セチリジン塩酸塩(セチリジン塩酸塩),ピペラジン誘導体,アミノフィリン水和物(カフェイン誘導体の強心薬),エチレンジアミンに対するアレルギーの前歴/ポルフィリン症/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……てんかんなどのけいれん性疾患またはそれらの前歴/QT延長(先天性QT延長症候群など)/著明な徐脈や低カリウム血症/肝機能障害/腎機能障害/緑内障/下部尿路の閉塞性疾患(前立腺肥大など)/重症筋無力症/認知症/消化管運動の低下している人(狭窄(きょうさく)性消化性潰瘍または幽門十二指腸閉塞など)/不整脈をおこしやすい状態にある人
(3)臨床検査値への影響……本剤はアレルゲン反応を抑えるので,アレルゲン皮内反応検査や気道過敏性試験を受けるときは,少なくとも5日前より服用を中止することが望ましいとされています。
(4)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠けを催すことがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械類の操作は行わないようにしてください。
(5)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)ショック,アナフィラキシー(じん麻疹,胸部不快感,喉頭浮腫,呼吸困難,顔面蒼白など)。(2)QT延長,心室頻拍(トルサード・ドゥ・ポアントを含む)。(3)肝機能障害,黄疸。(4)急性汎発性発疹性膿疱症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,紅斑,多形滲出性紅斑,浮腫性紅斑,紅皮症,かゆみ,じん麻疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……眠け,倦怠感,めまい,不安,不随意運動,ふるえ,けいれん,頭痛,幻覚,興奮,錯乱,不眠,傾眠/口渇,食欲不振,胃部不快感,吐きけ・嘔吐,便秘/霧視,尿閉,発熱
(3)検査などでわかる副作用……血圧降下

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると相互に作用が強まるおそれがある薬剤・薬物……バルビツール酸誘導体(バルビツール酸誘導体),モノアミン酸化酵素阻害薬(選択的MAO-B阻害薬)(モノアミン酸化酵素の働き),麻酔薬/アルコール
(2)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……ベタヒスチンメシル酸塩(ベタヒスチンメシル酸塩),抗コリンエステラーゼ薬(ネオスチグミン臭化物(筋無力症治療薬)など)
(3)併用すると本剤の作用が強まることがある薬剤……シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬
(4)併用すると心室性不整脈などの副作用が現れることがある薬剤……不整脈を引きおこすおそれのある薬剤(シベンゾリンコハク酸塩(シベンゾリンコハク酸塩)など)
(5)併用するとQT延長,心室頻拍(トルサード・ドゥ・ポアントを含む)をおこすおそれがある薬剤……QT延長をおこすことが知られている薬剤

海外評価 解説

  • 4点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27