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にゅうさんかるしうむすいわぶつ
乳酸カルシウム水和物
処方薬
※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的解説
[L-アスパラギン酸カルシウム水和物の適応症]低カルシウム血症によるテタニー,テタニー関連症状の改善/骨粗鬆症(こつそしょうしょう),骨軟化症,妊娠時・授乳時,発育期におけるカルシウム補給
[乳酸カルシウム水和物の適応症]低カルシウム血症によるテタニーの改善/妊婦・産婦の骨軟化症,発育期におけるカルシウム補給
[デノタスチュアブル配合錠の適応症]RANKL阻害薬(デノスマブ(デノスマブ(遺伝子組み換え))など)投与に伴う低カルシウム血症の治療・予防
[乳酸カルシウム水和物の適応症]低カルシウム血症によるテタニーの改善/妊婦・産婦の骨軟化症,発育期におけるカルシウム補給
[デノタスチュアブル配合錠の適応症]RANKL阻害薬(デノスマブ(デノスマブ(遺伝子組み換え))など)投与に伴う低カルシウム血症の治療・予防
解説解説
2015年度版の「日本人の食事摂取基準」では,1日のカルシウム摂取の推奨量は,例えば男性では18~29歳800㎎,30~49歳650㎎,50~69歳700㎎,女性では同650㎎,同650㎎,同650㎎となっています。しかし,2014年の「国民健康・栄養調査」では,1日の平均摂取量は男性が516㎎,女性が480㎎で,ほとんどの年代が推奨量を下回っています。なお,1日の摂取上限量は2,500㎎とされています。
使用上の注意
警告解説
基本的注意解説
*L-アスパラギン酸カルシウム水和物(アスパラ-CA)の添付文書による
(1)服用してはいけない場合……高カルシウム血症/腎結石/重い腎不全
(2)慎重に服用すべき場合……活性ビタミンD製剤(アルファカルシドール(アルファカルシドール)など)の服用中/ジギタリス製剤(ジゴキシン(ジギタリス製剤),ジギトキシンなど)の服用中/高カルシウム血症が現れやすい病態の人
(3)定期検査……長期服用すると高カルシウム血症がおこることがあります。長期服用中は定期的に血中・尿中カルシウム濃度を測定し,高カルシウム血症が現れたら服用を中止します。
(4)小児……3週齢以下の動物実験で,視床下部弓状核に病理組織学的変化を認めたとの報告があります。未熟児,新生児,乳児は服用しないでください。
(1)服用してはいけない場合……高カルシウム血症/腎結石/重い腎不全
(2)慎重に服用すべき場合……活性ビタミンD製剤(アルファカルシドール(アルファカルシドール)など)の服用中/ジギタリス製剤(ジゴキシン(ジギタリス製剤),ジギトキシンなど)の服用中/高カルシウム血症が現れやすい病態の人
(3)定期検査……長期服用すると高カルシウム血症がおこることがあります。長期服用中は定期的に血中・尿中カルシウム濃度を測定し,高カルシウム血症が現れたら服用を中止します。
(4)小児……3週齢以下の動物実験で,視床下部弓状核に病理組織学的変化を認めたとの報告があります。未熟児,新生児,乳児は服用しないでください。
重大な副作用解説
重大な副作用はありませんが,そのほかの副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用解説
(1)すぐに処方医に連絡する副作用……結石症/腹部膨満感,胸やけ,軟便/頭痛,心窩部(しんかぶ)不快感,発疹
(2)検査などでわかる副作用……高カルシウム血症
(2)検査などでわかる副作用……高カルシウム血症
併用してはいけない薬解説
併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
注意して併用すべき薬
(1)本剤との併用で作用が強まるおそれのある薬剤……ジギタリス製剤(ジゴキシン(ジギタリス製剤),ジギトキシンなど)
(2)本剤との併用で作用が弱まるおそれのある薬剤……テトラサイクリン系薬剤(テトラサイクリン塩酸塩(テトラサイクリン系抗生物質)),ニューキノロン抗菌製剤(塩酸シプロフロキサシン・ノルフロキサシン・トスフロキサシントシル酸塩水和物(ニューキノロン剤))
(2)本剤との併用で作用が弱まるおそれのある薬剤……テトラサイクリン系薬剤(テトラサイクリン塩酸塩(テトラサイクリン系抗生物質)),ニューキノロン抗菌製剤(塩酸シプロフロキサシン・ノルフロキサシン・トスフロキサシントシル酸塩水和物(ニューキノロン剤))
海外評価解説
- 5.5点
プレグナンシー・カテゴリー解説
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2018年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。
データ更新日:2018/02/09