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りおれさーる

リオレサール

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

痛み・炎症・熱の薬/肩こり・筋肉痛・腰痛の薬

解説タイトル

バクロフェン

一般名 解説

バクロフェン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 5mg 1錠 12.10円
錠剤 / 10mg 1錠 20.60円

製薬会社 解説

サンファーマ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

痙性(けいせい)麻痺治療薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

成人の場合,初回量1日5~15mgを1~3回に分けて服用。標準量1日30mgに達するまで増量。小児は処方医の指示通りに服用。

識別コード 解説

5mg 包装コード:CG 215 本体コード:CG 215
10mg 包装コード:CG 216 本体コード:CG 216

その他 解説

保険収載年:1980/2

リオレサール錠5mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

以下の疾患による痙性麻痺→脳血管障害,脳性(小児)麻痺,痙性脊髄麻痺,脊髄血管障害,頸部脊椎症,後縦靱帯(じんたい)骨化症,筋萎縮性側索硬化症,多発性硬化症,脊髄小脳変性症,術後後遺症(脳・脊髄腫瘍を含む),外傷後遺症(脊髄損傷,頭部外傷),その他の脳性疾患,その他のミエロパチー

解説 解説

脳の代謝を促進させるガンマ・アミノ酪酸の誘導体です。比較的副作用が少ない薬ですが,アメリカ医師会発行の「医薬品評価」には,妊婦・授乳婦および12歳以下の小児に対する安全性は確立していないと書かれています。日本では小児にも使われています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*バクロフェン(リオレサール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……てんかんまたはその前歴/精神障害/消化性潰瘍/腎機能の低下している人/肝機能障害/呼吸不全/小児,高齢者
(3)急な服用中止……本剤の長期服用中に,急に服用を中止すると幻覚,錯乱,興奮状態,けいれん発作などが現れたとの報告があります。自己判断で勝手に中止しないでください。
(4)小児……服用する場合は,状態に十分注意してください。特に,てんかんまたはその前歴のある小児は発作を誘発するおそれがあります。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠けなどがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)意識障害,呼吸抑制。(2)精神依存形成(幻覚,錯乱など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,じん麻疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……眼振/眠け,頭痛,頭重,知覚異常(しびれなど),筋肉痛,鎮静,抑うつ,不眠,けいれん発作,意識障害,幻覚,情緒不安定,嚥下力低下,歩行障害,せん妄,酩酊感,構音障害,舌の運動障害,不随意運動,顔面チック,痙縮(けいしゅく)増悪,耳鳴り,視調節障害
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……徐脈,下肢うっ血,頻脈/悪心,嘔吐,食欲不振,胃部不快感,下痢,便秘,腹痛,腹部膨満感,口渇,胸やけ,よだれ,空腹感/尿失禁,排尿困難,頻尿,勃起消失/低体温,薬剤離脱症候群,脱力感,筋力低下,ふらつき,めまい,全身倦怠感/味覚異常,呼吸困難,むくみ,胸部圧迫感,発汗
(4)検査などでわかる副作用……血圧低下/AST・ALT上昇,肝機能障害/血糖値上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤など……血圧降下薬/中枢神経抑制薬/飲酒
(2)併用すると低血圧,呼吸困難などの副作用が強まるおそれがある薬剤……オピオイド系鎮痛薬(モルヒネなど)

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27