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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

痛み・炎症・熱の薬/リウマチ・痛風の薬

解説タイトル

レフルノミド

一般名 解説

レフルノミド
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 10mg 1錠 108.00円
錠剤 / 20mg 1錠 185.40円
錠剤 / 100mg 1錠 868.60円

製薬会社 解説

サノフィ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗リウマチ薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

1日1回100mgを3日間。その後,1日1回20mg,症状や体重により適宜1日1回10mgに減量。

識別コード 解説

10mg 包装コード:ZBN 10 本体コード:ZBN
100mg 包装コード:ZBP 100 本体コード:ZBP
20mg 包装コード:ZBO 20 本体コード:ZBO

その他 解説

保険収載年:2003/9

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

関節リウマチ

解説 解説

海外での臨床試験データが日本でも適応可能と認められ,日本での第Ⅲ相臨床試験を実施することなく承認された薬品です。圧痛関節数・腫脹関節数の減少,関節破壊の進行抑制,日常生活機能の改善,服用早期からの効果発現,自己反応性リンパ球の増殖抑制などを示します。

使用上の注意

警告 解説

(1)本剤の服用中に,間質性肺炎,汎血球減少症,肝不全,急性肝壊死,感染症などにより死に至った例が報告されています。
(2)肝毒性,血液毒性または免疫抑制作用を持つ薬剤を最近まで服用されていたか,または服用中の人では,副作用の発現が増加するおそれがあります。
(3)本剤は,緊急時に十分に措置できる医療施設で,本剤の危険性や服用期間が長期にわたることを十分に納得したうえで,リウマチ治療の専門医師と緊密に連絡をとりながら服用してください。服用中,特に発熱,発疹,皮膚のかゆみ,口内炎,倦怠感,黄疸,せき,呼吸困難などの症状が現れたら,ただちに処方医へ連絡してください。

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/慢性肝疾患/活動性結核/妊婦または妊娠している可能性のある人,授乳婦
(2)慎重に服用すべき場合……貧血,白血球減少症,血小板減少症,骨髄機能の低下している人,骨髄抑制のおこりやすい人/肝疾患の前歴/肝毒性・血液毒性・免疫抑制作用のある薬剤を最近まで服用していたか,または現在服用中/腎機能障害/重症感染症,重症免疫不全(AIDSなど)/間質性肺炎・肺線維症などの肺障害,日和見感染による肺炎またはそれらの前歴/結核の既感染者(特に結核の前歴のある人,胸部X線検査で結核治癒所見のある人)
(3)服用法……本剤は多めの水(150mL以上)で噛まずに服用してください。
(4)効果の発現……本剤は,ふつう効果が現れるまで2週間~3カ月かかるため,少なくとも3カ月以上は服用します。あせらずに処方医の指示にしたがってください。
(5)生ワクチン……本剤服用中の生ワクチンの接種は安全性が確認されていないので,服用中は接種しないでください。
(6)禁酒……アルコールによる肝機能障害を助長させるおそれがあります。服用中は禁酒するようにしてください。
(7)避妊……妊娠する可能性のある人は,服用中および服用終了後,安全な妊娠が可能になるまで避妊してください。妊娠を希望する人は服用を中止します。男性の場合も,服用中は避妊してください。
(8)その他……
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)アナフィラキシー(顔面蒼白,四肢冷感,血圧低下,チアノーゼ,呼吸困難など)。(2)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。(3)汎血球減少症。(4)肝炎,肝機能障害,黄疸,致死的な肝不全,急性肝壊死。(5)致死的な感染症(肺炎),敗血症,日和見感染,B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎,C型肝炎の悪化。(6)結核。(7)致死的な間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(8)重い膵炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……末梢性ニューロパシー
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……大腸炎,下痢,吐きけ・嘔吐,腹痛,食欲不振,口腔内潰瘍形成,口内炎,消化不良,胃腸障害,便秘,胃炎,腹部膨満/胸痛/貧血/頭痛,めまい,口内乾燥,多汗症,感覚異常,不安/皮膚エリテマトーデス,膿疱性乾癬,脱毛症,発疹,かゆみ,爪の障害,皮膚乾燥,じん麻疹/上気道感染,気管支炎,せき,鼻炎/尿路感染,月経障害/体重減少,無力症,発熱,味覚異常,血管炎
(3)検査などでわかる副作用……顕微鏡的大腸炎/γ-GTP・AL-P・ALT・AST・LDH・ビリルビン上昇/高血圧/白血球減少症,好酸球増多症,血小板減少症/低カリウム血症,高脂血症/尿沈渣異常,タンパク尿

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用を強める薬剤……リファンピシン(リファンピシン
(2)併用すると本剤の作用を弱める薬剤……コレスチラミン(コレスチラミン),薬用炭(薬用炭
(3)併用に注意すべきその他の薬剤……ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム),副腎皮質ステロイド薬(副腎皮質ステロイド薬),抗リウマチ薬(メトトレキサート(メトトレキサート)など),免疫抑制剤

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • X

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27