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くりあみんはいごうじょうえす

クリアミン配合錠S

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

痛み・炎症・熱の薬/解熱鎮痛薬

解説タイトル

ピリン系薬剤

一般名 解説

イソプロピルアンチピリン配合剤
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 /  1錠 9.50円

製薬会社 解説

日医工

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

解熱鎮痛薬(ピラゾロン系)

規制 解説

劇薬(クリアミン配合錠のみ)

使用量と回数 解説

処方医の指示通りに服用。

識別コード 解説

包装コード:NN 215 本体コード:NN 215

その他 解説

保険収載年:1979/2

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[SG配合顆粒の適応症]感冒の解熱,耳痛,咽喉痛,月経痛,頭痛,歯痛,症候性神経痛,外傷痛
[クリアミン配合錠A,Sの適応症]血管性頭痛,片頭痛,緊張性頭痛

解説 解説

この薬剤の薬理作用は,アセトアミノフェン(アセトアミノフェン)と同様に,体温調節中枢に作用して発汗を促進することにあります。
本剤は,ピリンアレルギーによるショックの多発で,処方頻度は少なくなっています。しかし,スルピリン製剤・ピリン系薬剤を含む製剤も一部残っていますので,ピリンアレルギーの人は処方医に必ずそのことを伝えてください。
また,イソプロピルアンチピリンはOTC(大衆薬)にも配合されていますので,薬局などで風邪薬を購入したときもピリンアレルギーがあることを薬剤師に伝えて,確認してください。
なお,クリアミン配合錠については内服薬の01-03-01(エルゴタミン酒石酸塩(エルゴタミン酒石酸塩))で解説してあるので,ここではSG配合顆粒についてみていきます。

使用上の注意

警告 解説

(1)本剤中のアセトアミノフェンにより重い肝機能障害が発現するおそれがあるので注意してください。
(2)本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量服用による重い肝機能障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用は避けてください。

基本的注意 解説

*SG配合顆粒の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤,ピラゾロン系薬剤またはアミノフェノール系薬剤(アセトアミノフェン(アセトアミノフェン)など)に対するアレルギーの前歴/アスピリンぜんそく(非ステロイド性解熱鎮痛薬などによるぜんそく発作の誘発)またはその前歴/重い肝機能障害
(2)慎重に服用すべき場合……血液障害(貧血,白血球減少症など)/本人または両親・兄弟に他の薬剤に対するアレルギー,じん麻疹,気管支ぜんそく,アレルギー性鼻炎,食物アレルギーなどがある人/アルコール多量常飲者/絶食・低栄養状態・摂食障害などによるグルタチオン欠乏,脱水症状のある人/腎機能障害/肝機能障害(重い肝機能障害を除く)/高齢者
(3)女性……非ステロイド系解熱鎮痛薬を長期服用している女性に,一時的な不妊が認められたとの報告があります。
(4)過度の体温低下など……過度の体温低下,虚脱,四肢の冷却などがおこることがあります。特に高熱を伴う幼小児や高齢者,消耗性疾患の人は十分な注意が必要です。
(5)アルコールに注意……アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全をおこしたとの報告があるので,服用中は飲酒に十分注意してください。
(6)危険作業に注意……本剤を服用すると眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあるので,服用中は自動車の運転,機械の操作など,機敏な動作を必要とする仕事になるべく従事しないように注意してください。
(7)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)血小板減少,溶血性貧血。(2)中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),急性汎発性発疹性膿疱症。(3)薬剤性過敏症症候群(発疹,発熱,肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現などを伴う遅発性の重い過敏症状)。(4)ショック,アナフィラキシー(不快感,口内異常感,喘鳴(ぜんめい),めまい,便意,耳鳴り,発汗,呼吸困難,血圧低下など)。(5)ぜんそく発作。(6)間質性肺炎。(7)間質性腎炎,急性腎障害。(8)劇症肝炎,肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,紅斑,かゆみ)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……腎障害/悪心・嘔吐,腹痛,食欲不振,腹部膨満感,胃不快感,便秘,下痢,口内炎/眠け,ふらつき,めまい,頭痛,しびれ感/発汗,熱感,全身倦怠感,脱力感,肩こり
(3)検査などでわかる副作用……血小板減少,顆粒球減少,溶血性貧血/肝機能障害

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27