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あせとあみのふぇん
アセトアミノフェン
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
痛み・炎症・熱の薬/解熱鎮痛薬
解説タイトル
アセトアミノフェン
剤形/保険薬価 解説
細粒剤 / 20% 1g 6.60円
製薬会社 解説
武田テバ薬品=武田テバファーマ=武田
先発/ジェネリック 解説
ジェネリック
分類 解説
解熱鎮痛薬(アニリン系)
規制 解説
劇薬(200mg錠・300mg錠を除く)
使用量と回数 解説
急性上気道炎の場合は1回300~500mgを頓用,ただし原則1日2回まで,1日最大1,500mg。その他の疾患および乳児・幼児・小児の場合は処方医の指示通りに服用。
識別コード 解説
200mg 包装コード:TYK 411 本体コード:411
20% 包装コード:TYK 414
その他 解説
保険収載年:1959/3
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
[アセトアミノフェン配合剤の適応症]感冒もしくは上気道炎に伴う以下の症状の改善および緩和→〔SG配合顆粒〕感冒の解熱,耳痛,咽喉痛,月経痛,頭痛,歯痛,症候性神経痛,外傷痛/〔ペレックス配合顆粒(小児用含む)〕鼻汁,鼻閉,咽・喉頭痛,せき,痰,頭痛,関節痛,筋肉痛,発熱/〔その他の配合剤〕鼻汁,鼻閉,咽・喉頭痛,頭痛,関節痛,筋肉痛,発熱
解説 解説
本剤は中枢神経系にある体温中枢に作用し,皮膚血管を拡張して熱を放散させます。比較的,副作用が軽いことが多いので,市販のOTC薬(大衆薬)の風邪薬にも配合されています。
なお,各種のがんの鎮痛に用いられるトラマドール塩酸塩と本剤の配合剤が2011年7月に承認されましたが,これについては「がん疼痛治療薬(7)」(がん疼痛治療薬(7))を参照してください。
使用上の注意
警告 解説
(2)本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量服用による重い肝機能障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用は避けてください。
※アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬の中では小児にも使用されるように比較的安全性が高いものです。しかしながら副作用がないわけではなく,まれではありますが重大な副作用も報告されています。長期服用や過量服用の場合には特に肝機能障害への注意が必要で,2011年3月の添付文書改訂で,上記のように「警告」欄が設けられました。OTC薬(大衆薬)の鎮痛薬や風邪薬などにも広く使用されているため,併用した場合に過量服用になってしまうことも考えられます。併用薬などに関して不安がある場合には,薬剤師にご相談ください。
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……消化性潰瘍/重い血液異常・肝機能障害・腎機能障害・心機能不全/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/アスピリンぜんそく(非ステロイド系解熱鎮痛薬によるぜんそく発作の誘発)またはその前歴
(2)慎重に服用すべき場合……アルコール多量常飲者/絶食・低栄養状態・摂食障害などによるグルタチオン欠乏,脱水症状のある人/肝機能障害またはその前歴/消化性潰瘍の前歴/血液の異常またはその前歴/出血傾向/腎機能障害またはその前歴/心機能異常/アレルギーの前歴/気管支ぜんそく/高齢者,小児
(3)処方医に報告……本剤は肝臓と腎臓に対する毒性があります。肝臓や腎臓に疾患のある人が,神経痛などで鎮痛剤の処方を受けるときは,必ずそのことを処方医に伝えてください。
(4)女性……非ステロイド系解熱鎮痛薬を長期服用している女性に,一時的な不妊が認められたとの報告があります。
(5)過度の体温低下など……過度の体温低下,虚脱,四肢の冷却などがおこることがあります。特に高熱を伴う幼小児や高齢者,消耗性疾患の人は十分な注意が必要です。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
[アセトアミノフェン配合剤のみ](9)剥脱(はくだつ)性皮膚炎。(10)再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少。(11)好酸球性肺炎。(12)乳児突然死症候群(SIDS),乳児睡眠時無呼吸発作。(13)横紋筋融解症。(14)緑内障。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……チアノーゼ
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……悪心・嘔吐,食欲不振,腹痛,下痢
(4)検査などでわかる副作用……顆粒球・血小板減少,血小板機能低下(出血時間の延長)
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(2)本剤との併用で作用が強まる薬剤……ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム)
(3)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……チアジド系利尿降圧薬(チアジド系薬剤)
(4)併用すると肝障害がおこりやすい薬剤など……カルバマゼピン(カルバマゼピン),フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体),フェニトイン(フェニトイン),プリミドン(プリミドン),リファンピシン(リファンピシン),イソニアジド(イソニアジド),アルコール(多量常飲)
(5)併用すると過度の体温低下の頻度が高まる薬剤……抗生物質,抗菌薬
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- B
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2023/09/27