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Vol.007 お薬の「相互作用」とは何ですか? お薬相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.007 お薬の「相互作用」とは何ですか?

NTT東日本関東病院 薬剤師 鈴木 美和子

回答:

お薬は、組み合わせによって効き目が強くなったり、弱くなったり、場合によっては副作用が現れることがあります。このようなお薬の組み合わせによって生じる作用を「相互作用」といいます。

飲み薬は、消化管で吸収された後、血液の中に入りお薬の効果を現す部位に到達します。その後、主に「肝臓」で排泄されやすい形に変化し、尿や便とともに排泄されます。相互作用はこの吸収から排泄までの過程で起こります。

例えば、ニューキノロン系の抗菌薬(クラビット®など)とマグネシウムを含むお薬(マグラックス®など)を一緒に飲むと、両方のお薬が結合して、抗菌薬が吸収されにくくなります。このような場合は、時間をずらして飲むことが必要となります。

消化管から吸収されて血液の中に入ったお薬は、アルブミンというタンパク質と結合した形(結合型)と結合しない形(遊離型)の2種類の形で存在します。お薬の効果を現すのは遊離型です。飲み合わせが悪いと、お薬同士がアルブミンを取り合い、アルブミンと結合する力の弱いほうのお薬(遊離型が多いお薬)の効果が強く現れることがあります。

お薬は主に肝臓で酵素によって排泄されやすい形に変化します。お薬によってはこの酵素の働きを強めたり、逆に弱めたりします。例えば、抗真菌薬のイトラコナゾール(イトリゾール®)は、睡眠薬のトリアゾラム(ハルシオン®)に対する酵素の働きを弱めるため、トリアゾラムが変化しにくくなり、その結果、トリアゾラムの効果が強く現れることがあります。この場合は、飲む時間をずらしても相互作用が起こることがあります。

相互作用は、飲み薬に限らず外用薬や注射薬でも起こることがあります。診察を受け、お薬を処方してもらう時には、自分が飲んでいる(使っている)お薬を医師に伝えることが大切です。

※( )内は当院採用のお薬の名前です。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2009年11-12月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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