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Vol.041 超音波内視鏡下穿刺吸引法にともなう迅速細胞診断 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.041 超音波内視鏡下穿刺吸引法にともなう迅速細胞診断

更新日:2017/05/01

NTT東日本関東病院 臨床検査部 臨床検査技師 上藤 房代

解説:

はじめに

近年は内視鏡技術が発達し、超音波検査のプローブ(探触子)が付いている内視鏡器具が開発されました。膵臓や胆道などの腫瘤性病変の診断は、超音波やCT、MRIなどでの検査では困難な場合がありますが、組織を採取することができれば、より正確な診断が可能になります。そのため、胃や十二指腸の内腔から超音波にて観察し、病変が疑われる部分に注射針ほどの細い針を刺し、組織を採取して病理学的な検査を行う方法として、超音波内視鏡下穿刺吸引法(endoscopic ultrasound-guided fineneedleaspiration:EUS-FNA)が生まれました(図1)。

図1 図1

特に膵臓は、周囲を多くの臓器に囲まれており、がんが発生しても早期発見が難しいため、一般に沈黙の臓器といわれています。胃の裏側にあり、長さ15~20cmの細長い臓器です。右側が太く、左側が細くなったオタマジャクシのような形をしています(図2)。

図2 図2

検査法

患者さんに麻酔を行った後、医師が胃カメラと同じように口から内視鏡を胃の中に入れます。胃の内部から超音波にて膵臓の位置を確認し、腫瘍と疑われる場所に針を刺し、病変部から細胞を採取します。

迅速細胞診断

細胞検査士の資格を有している臨床検査技師が、採取された細胞(図3)をベッドサイドで迅速に処理し、顕微鏡にて観察します(図4)。「採取された量が適量であるか」、「目的とする病変部より採取されているか」、「悪性の細胞が見られるか」などを丹念に観察し、5~10分以内に担当医師へ報告します(図5)。ベッドサイドにて細胞を観察・判定することで、膵臓への穿刺回数を減らし患者さんへの負担を軽減しています。安全な検査を行うためにも、医師と細胞検査士との連携が重要となっています。

図3
図3
図4
図4
図5 図5

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2017年1-2月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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