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Vol.039 MRI検査の疑問にお答えします 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.039 MRI検査の疑問にお答えします

更新日:2017/04/03

NTT東日本関東病院 放射線部 診療放射線技師 和田 裕之

解説:

はじめに

MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)検査とは、強い磁場と電波を利用しさまざまな画像コントラストを任意の断面で得ることができる検査です。しばしば患者さんからMRI検査について質問をいただきますので、今回はそれらのなかで特に多い質問についてご説明させていただきます。

図1 MR検査装置
図1 MR検査装置

CT検査とは何が異なるの?

身体の中の情報を断層画像として引き出すという点では同じですが、それ以外はほとんどが異なります。たとえば画像の作り方について比較してみると、CT検査では目的の部位に対してX線を照射し、そのX線吸収差を利用して画像を作成しています。近年の画像再構成技術により被ばく量が以前に比べ格段に減りつつありますが、それでも被ばくを伴うというのが特徴です。一方MRI検査では、患者さんに強い磁場の発生するMR装置(図1)の中に入っていただき、目的部位に対し電波を照射し、人体から得られる信号差を利用して画像を作成しています。X線を用いていませんので被ばくはしませんが、強い磁場の中に入っていただきますので、体内金属の種類によっては検査ができないこともあります。

なぜ大きな音がするの?

MRI検査中は非常に大きな、またさまざまな音が鳴ります。この音の正体は、MR装置内の傾斜磁場コイルに電流が流れることによって生じるコイルの振動です。磁場にさらされたコイルに電流を流すと、「フレミング左手の法則」により、電流と垂直な方向に力が働き、この力が音の原因となります。いろいろな強さの電流を用いて磁場を制御しているため、さまざまな音が発生します。患者さんには事前に耳栓をご用意していますので、必ず着用してから検査に臨むようにしてください。

なぜ着替えが必要なの?

MRI検査を受ける外来の患者さんには、ほとんどの方へ検査着に着替えていただくことをお願いしています。MR装置は前述のとおり強い磁場と電波を発生させます。例え小さな金属(磁性体)でも、MR装置に引き付けられる力(吸引力)と発熱が生じ、さらに画像に歪みや欠損を発生させます(図2参照)。「今日は金属の付いていない格好で来たので、このままで良いですか?」とおっしゃっていた患者さんの着ている服のボタンが金属であったり、襟にクリーニング後の安全ピンが付いていたり、衣類の繊維に金属が練り込まれていたりと、本人の気づかないところに金属が存在するという場面を何度も経験しています。安全を最優先にした検査室の判断ですので、検査着への着替えにご協力ください。

図2 頚部背面の金属による画像の歪み
図2 頚部背面の金属による画像の歪み

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2016年9-10月号に掲載された記事を転載しています。

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情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
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