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Vol.038 無散瞳眼底検査 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.038 無散瞳眼底検査

更新日:2017/03/17

NTT東日本関東病院 臨床検査部 医療技術主任 渡部 具子

解説:

はじめに

私たちの感覚は五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)として表され、さまざまな情報を得ています。特に、視覚から得られる情報量の割合は8割以上といわれています。その為、目に障害をきたすと、日常生活においてはさまざまなリスクを伴います。日本人の中途失明原因の第一位に挙げられている緑内障は、40歳以上では5%(20人に1人)が発症するといわれています。発症初期は自覚症状が乏しい為、人間ドックなどの健康診断時の眼底検査によって指摘される場合が少なくありません。当院の予防医学センターにおいては、年間15,000人の人間ドック受検者を診ており、緑内障をはじめとする主な眼科疾患の発見に努めています。

どのような検査か

眼底カメラという器械を用い、レンズを通して瞳孔の奥にある眼底を観察し、網膜や血管、視神経などの状態を調べる検査です(写真1)。カメラのレンズをのぞき込む際には、瞳孔が大きく開いていることが大切です。しかし、明るいところでは瞳孔が縮小している為、暗い部屋の中で目を慣らして瞳孔が開くのを待ちます。撮影の際には瞬間的に目に光を当てるため、撮影後5~6分は眩しくて目が霞むことがありますが、自然に治ります。痛みはありません。

写真1
写真1

何がわかるのか

ヒトの体の中で、肉眼で血管の状態を直接観察できるのは眼底だけです。網膜にある細動脈の変化を捉え、出血や白斑の有無を観察し、高血圧や糖尿病など血管障害を起こす疾患の評価をすることは重要です。また、視神経乳頭の中心には「へこみ(陥凹)」があり、この「へこみ」が大きくなるか、または出血が観察されれば緑内障を疑います(写真2)。緑内障の進行は緩やかなため、早期に発見し眼圧を下げる治療が重要です。欧米人に多いとされてきた加齢黄斑変性が近年増加しています(写真3)。この疾患は、視野の中心部分の一番見たいところが見えづらくなります。抗酸化ビタミンによって、進行を遅らせることがわかっています。

写真2
写真2
写真3
写真3

おわりに

眼の病気には、自覚症状の現れにくいまま進行する疾患があります。いつまでも見たいものを見続けるためにも、40歳を機に眼底検査を受けることをお勧めします。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2016年7-8月号に掲載された記事を転載しています。

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情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
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