ページ内を移動するためのリンクです

Vol.037 ドパミントランスポーターシンチグラフィ 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


ここから本文です

医療特集

Vol.037 ドパミントランスポーターシンチグラフィ

更新日:2017/03/01

NTT東日本関東病院 放射線部 診療放射線技師 瀧本 宗徳

解説:

はじめに

ドパミントランスポーターシンチグラフィは、手足の震えや認知症の原因を調べるための検査です。脳の中でドパミンという物質が働く部分に集まる専用の放射性医薬品(ダットスキャン)を使います。放射性医薬品とは放射性同位元素を取り付けた特別な薬で、薬から出る放射線を専用の装置で撮影することにより、体内の薬の分布を体の外から測定することができます。

図1 撮影装置
図1 撮影装置

手足の震えや認知症を起こす原因はたくさんありますが、パーキンソン病やレビー小体型認知症などでは脳への薬の集まり方が弱くなりやすい一方、本態性振戦やアルツハイマー型認知症などでは集まり方が保たれることから、症状の原因を区別する判断材料になります。医師の診察やCT・MRIにドパミントランスポーターシンチグラフィを加えることで、手足の震えや認知症の原因を区別しやすくなり、正しい治療方針を立てる上で役立ちます。

図2 ドパミントランスポーターシンチグラフィ

正常例では薬がよく集まって勾玉状に写りますが、パーキンソン病やレビー小体型認知症では集まり方が弱くなります。

図2 ドパミントランスポーターシンチグラフィ

検査当日の流れ

この検査専用の放射性医薬品を静脈注射します。注射後、脳に薬が集まるまで3時間程度お待ちいただきます。この間、神経興奮作用のあるカフェインが含まれたコーヒー・お茶・栄養ドリンク剤・総合感冒薬などの摂取は控えていただきます。

メガネやピンなど頭部につけている金属製品を外し、装置のベッドに仰向けに寝ていただいた状態で検査を行います。頭の周りを放射線検出器が回転して撮影しますので、検査中は頭を動かさないようにお願いします。検査時間は約30分です。

なお、薬には微量のアルコールが入っているので、アルコールに過敏な方はお知らせください。

放射線の影響

放射線を出す薬を使用しますが、ごく微量であり心配ありません。検査の際に受ける放射線の量は、胃のX線検査とほぼ同じ程度です。また、体内の放射線は短時間のうちに少なくなり、薬は排泄されてなくなります。

おわりに

この検査は完全予約制です。検査に使う専用の薬は検査日当日しか使えないため、検査予定に合わせてご用意します。直前のキャンセルは難しいので、確実に来院できる日を予約してください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2016年5-6月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

指定場所から病院を探す

気になる症状があるときは、早めの受診をおすすめします。自宅近くや通勤途中の駅など、通いやすい場所から専門の医療機関を探してみましょう。

病院検索では、全ての診療科目一覧から探すことができます。

iタウンページで医療機関を探す

×
検索履歴(場所):

セルフメディケーション税制とは

つながるタウンページ会員


ここからフッター情報です

iタウンページ&タウンページコンテンツ
iタウンページコンテンツ

ページはここまでです

ページの先頭へ戻ります