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Vol.036 耳鼻科領域における検査について(Part2) 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.036 耳鼻科領域における検査について(Part2)

更新日:2017/02/20

NTT東日本関東病院 臨床検査部 臨床検査技師 高橋 小雪

解説:

はじめに

私たちが普段姿勢を保てるのは、平衡機能が働いているからです。平衡機能に何らかの不具合が生じるとめまいなどを起こし、日常生活に支障をきたすこともあります。平衡は主に、目からの情報、内耳(三半規管と耳石器)の情報、手や足の筋肉からの情報といった3つの器官からの情報を集め、これらの情報が脳幹や小脳で受け取られ制御されています。内耳などの情報源や脳幹、小脳といった情報収集センター、それらを結ぶ経路に異常をきたすとめまいを感じることになるのです。

めまい症状を客観的に評価するための検査が平衡機能検査です。この検査にはさまざまな種類がありますが、今回は内耳感覚器の機能を評価する眼振図検査について説明します。

めまいの種類

めまいはその障害部位により、“末梢性めまい”と“中枢性めまい”に大別されます。末梢性めまいには、メニエール病や良性発作性頭位性眩暈、前庭神経炎などがあります。中枢性めまいには、脳血管疾患や神経変性疾患などがあります。原因疾患により治療内容や予後に大きな違いがあります。

眼振図検査について

平衡機能に不具合が生じると眼球運動(眼振)が現れ、いわゆる「めまい」を感じます。眼振はその原因により特徴的な動きが見られ、それを詳細に記録したものが眼振図検査です。テレビ画面に映し出される指標を見たり、真っ暗にして視覚情報をなくしたり、耳の中を冷風で冷やしたりとさまざまな刺激を与え、眼球の動きを記録します。当院では「ビデオ眼振計」を用いて記録する、ビデオ眼振図検査(=VNG 写真1)を行っています。

写真1
写真1

VNG(Video Nystagmo Graphy)の実際

CCDカメラを、ゴーグルを付けるように装着し、眼球の動きを記録します。痛みは伴いませんが、大きく眼を開け、動く指標を一生懸命見るといった努力が必要です。また、耳の中を冷やす検査(=カロリックテスト 写真2)では、吐気を感じる方やまれに嘔吐してしまう方もいます。そのような症状も一時的なもので、対応できる体制を整えているので安心して検査を受けてください。検査は一時間程度ですが、VNG以外の平衡機能検査を組み合わせて行う時は、半日がかりになってしまう事があります。VNGだけでは障害部位を特定することはできませんが、眼振の性状はどうか、末梢性なのか中枢性なのか、などの情報を得ることができます。

写真2
写真2

おわりに

VNGの検査は予約制となっております。ご希望の方は耳鼻咽喉科外来を受診し、医師にご相談ください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2016年3-4月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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