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Vol.035 耳鼻科領域における検査について(Part1) 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.035 耳鼻科領域における検査について(Part1)

更新日:2017/02/06

NTT東日本関東病院 臨床検査部 臨床検査技師 青田 ゆり子

解説:

はじめに

耳鼻科領域の疾患は、①耳疾患②鼻・副鼻腔疾患③咽喉頭疾患④頸部疾患に大別されます。それぞれの疾患に対しての検査方法がありますが、その中でも特に耳疾患を疑った場合、基本となる検査は聴力検査です。今回は、耳鼻科領域の検査の中でも一番代表的な聴力検査について説明します。

耳のしくみとその働き

耳には、聴覚と平衡感覚に関与する部分があります。聴覚は外耳、中耳、内耳、蝸牛神経、神経伝導路とその中継核、皮質聴覚領などが関与し、音は外耳から順に伝わります。外耳は音源の方向を知る働き、音を増強させる働きがあります。外耳と中耳の境界に鼓膜があり、鼓膜に付着している耳小骨から鼓室へと伝わって行きます。内耳は内耳液で満たされていて、この内耳液が振動することにより有毛細胞が動き蝸牛神経~皮質聴覚領へ伝わり、音として自覚します。

聴力検査とは

簡易検査と標準純音聴力検査があります。簡易検査は人間ドックや健康診断時の検査で決められた音(1,000Hz、4,000Hz)の聴こえ具合を調べる検査です。標準純音聴力検査は専門外来など(当院では耳鼻咽喉科)で詳しく聴力を調べる検査で、低い音から高い音までどの程度聞こえているか、左右別々に検査をします。音が全くない状態から徐々に音の強さを大きくし、聞こえた時点でボタンを押してもらいます。当院では7種類の周波数の音で調べています(写真1)。

写真1
写真1

検査方法とその注意点

ヘッドホンを装着し、検査音(ピッ、ピッ、やプッ、プッといった音)が微かでも聞こえたら、手元のボタンを押します。乳幼児には正確な検査ができないことが多く、その時の状態や集中力でも結果は左右されます。検査に痛みは伴いませんが神経を集中して行うため、検査後には少し疲労感を感じる方もいます。テストと違い「正解」や「間違い」はありませんので安心して検査を受けてください(イラスト1)。

イラスト1
イラスト1

聴力検査(オージオグラム)の結果について

症例は、周波数8,000Hzで左耳(青線)聴力20dB、右耳(赤線)聴力50dBと左右差を認めたものです。左右差があることで「耳鳴り」を感じることがあります(図1)。聴力の正常値は20dB以下です。

図1
図1

おわりに

耳は左右に2つあるため、片方の聞こえが悪くなっても、残りの一方が機能的にカバーします。そのため、日常の繁忙さからそのまま放置することで受診する機会を遅らせる方がいますが、下記のような症状を自覚した際には、早めに専門医の受診をしてください。

  • ①突然、聞こえなくなった
  • ②左右の聞こえ方に違和感を覚えた
  • ③周囲の人から聞こえてないのでは?と指摘された
  • ④補聴器が必要となった
  • ⑤めまいを自覚した  など

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2016年1-2月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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