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Vol.033 “血管撮影”をご存知ですか? 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.033 “血管撮影”をご存知ですか?

NTT東日本関東病院 放射線部 特別医療技術主任 塚本 篤子

解説:

血管撮影について

当院の血管検査室は手術室に隣接した3階、ICU( 集中治療室 )の対面にあります。

所有している血管撮影装置は循環器専用撮影装置(図1)、多目的撮影装置、血管撮影装置とCTがドッキングしたAngio CT装置の3台で、毎日稼働しています。

さて、血管撮影を受けたことがある方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか?当院のホームページ(https://www.ntt-east.co.jp/kmc/)を開くと診療実績がご覧いただけます。2014年に行われた単純撮影検査(胸部撮影、腹部撮影、骨部撮影など)は79,054件、CT検査は27,077件、MR検査は17,192件、血管撮影検査は1,536件でした。血管撮影検査の診療実績は他の検査の1/10以下で、放射線診断の中でもちょっと特殊な検査です。

血管撮影検査は、細い管(カテーテルと呼ばれます)をガイドワイヤ(カテーテルを運ぶために使用するワイヤ)の上を通し、診たい血管まで進めて造影剤という薬を注入しながら撮影します。血管がありカテーテルを運ぶことができるところであれば頭、頸、胸、心臓、腹部、骨盤、腕や足の血管と、体中どこでも診ることができます。30年位前までは、血管の病気というと血管撮影が必須でしたが、診断に限れば現在ではCTやMR、超音波にその座を譲ることが多くなってきました。しかし、他の検査でわかった病気の疑いをよりはっきりしたい場合や、血管の状態をより詳細に調べて治療方法を考える場合などには、やはり血管撮影検査が最終診断に利用されます。

また、血管検査室では診断だけでなくIVRと呼ばれる治療も行っています。IVRはインターベンションと呼ばれ、低侵襲の治療(手術に比して)のことを言います。血管検査室で行われているIVRは、血管にカテーテルを入れて行う治療です。脳の動脈瘤に対して瘤の部分に金属のコイルを入れて血液が行かないようにし、動脈瘤が破裂して起こる脳出血を予防する手技や、頸や心臓、腎臓、足の血管の狭窄に対して、風船(バルーンといいます)で拡張して血液の流れを改善する手技(図2)、拡張したところにステントを置いて血管の内腔を保持する手技、肝細胞がんを栄養している血管にカテーテルを運び、選択的に抗がん剤を流してその血管を詰め、がんを壊死させるなどの手技が行えます。

血管検査室では、手技を行う各科医師(脳外科、循環器内科、放射線科など)、看護師(CCU所属)、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士などが協力して検査・IVRを行っています。血管撮影検査やIVRを“患者さんが安心して受けることができ、安全に終了するように!!”を合言葉に毎日業務に取り組んでいます。

図1 循環器専用血管撮影装置
図1 循環器専用血管撮影装置
図2 バルーンによる血管拡張
図2 バルーンによる血管拡張

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2015年9-10月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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