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Vol.028 血液検査でわかる腎機能について 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.028 血液検査でわかる腎機能について

NTT東日本関東病院 臨床検査部 臨床検査技師 森 真紀子

解説:

腎臓とは

腎臓は両側の腰の当たりに一つずつあり、大きさは握りこぶしぐらいでそら豆型、重さは約120gです。主な働きは、腎臓の中にある糸球体と尿細管という部分で尿を作り、体内で不要となったものを排泄することです。糸球体では1分間当たり100~150mL、1日当たり180Lもの血液がろ過されます(これを原尿という)。その中には不要となった物質以外に、水分、電解質、アミノ酸やブドウ糖など身体に必要な物質も含まれますが、尿細管を通過する際に99%が再吸収されることで再び体内に戻され、残りの約1.5Lが実際の尿として排泄されます。

腎臓の働き

腎臓の機能が低下すると…

腎機能が低下すると、不要となった物質が尿として排泄されずに血液中に蓄積されることで、嘔吐や食欲不振、不眠や頭痛、倦怠感、むくみなどの諸症状が現れるようになります。

腎臓の検査について

一般的には血液検査と尿検査が用いられますが、今回は血液検査について説明します(詳しく調べる場合は超音波検査、CT検査、腎生検などを行う場合もあります)。

血液検査によって腎臓の機能を診ることのできる検査項目について説明します。

①腎機能の低下に伴い、検査数値が増加する項目として

UN(尿素窒素)、UA(尿酸)、Cre(クレアチニン)などの物質は、腎機能の低下に伴い体外に排泄されず血液中に蓄積されることで、検査数値が高くなります。

UN(尿素窒素) 体内や食物中のタンパク質が肝臓内で分解される際に生成される物質です。肉や魚などのタンパク質を多く含む食品を大量に摂取すると、高値となることがあります。
UA(尿酸) プリン体(核酸)が分解される際に生成される物質です。肉や魚などに多く含まれており、痛風の診断にも使用される項目として知られています。プリン体には、体外由来(食事)と体内由来(合成や分解)とがあります。
Cre(クレアチニン) 筋肉で作られる物質で、腎臓でほぼ100%排泄されます。尿中への排泄量は筋肉量に左右されます。

②腎機能の低下に伴い、検査数値が減少する項目として

eGFR
(推算糸球体濾過量)
糸球体でどのくらい濾過する力があるかを推定したものです。クレアチニンと年齢、性別を用いて計算式により算出します。

最後に

腎機能の低下は、ある程度病状が進行しないと症状として現れないことが多く、気が付きにくい疾患といわれています。腎疾患を早期に発見するためにも、健康診断などで定期的に検査することを是非お勧めします。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2014年11-12月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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