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Vol.027 シンチグラフィ検査(SPECT検査) 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.027 シンチグラフィ検査(SPECT検査)

NTT東日本関東病院 放射線部 医療技術主任 濱野 浩二

解説:

はじめに

シンチグラフィ(scintigraphy)とは、ガンマ線という放射線を出す薬剤(放射性同位元素)を注射などによって体内に投与し、臓器に取り込まれた薬剤から出る放射線を検出して画像化する検査です。薬剤の種類によってどの臓器に分布し、どの様な機能を反映するかが決まります。

シンチグラフィの “シンチ”とは放射線が蛍光物質に当たると発光する現象の“シンチレーション”を意味します。

シンチグラフィの断層撮影のことをSPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)と呼び、薬剤が集まっている部位をより詳しく調べることができます。

検査に伴う被曝量はX線撮影とほぼ同等で、被曝量は人体にほとんど影響のないごく微量なものです。副作用も非常に少ないことが特徴です。

ではシンチグラフィ検査の中で、代表的な脳と心臓の検査を紹介します。

SPECT装置
SPECT装置

脳血流シンチグラフィ(脳血流SPECT)

脳の各部における血流状態や働きをみるための検査です。脳血流の異常を検出することで、早期の血流障害の検出、神経症状の責任病巣の検出、脳の「働き」を評価することができます。

脳血流シンチグラフィは主に脳梗塞、もやもや病、認知症、変性疾患、てんかんなどを診断する検査に用いられます。これらの病気では脳の形に明らかな異常がなくても、脳血流に異常が見られることが多く、診断の際に非常に有力な情報となります。

例えば、アルツハイマー型認知症では早期から脳の特有の場所(後部帯状回など)の血流が低下することが知られており、早期診断の参考となります。 また、認知症のタイプの鑑別や進行度の評価などにも用いられています。

脳血流シンチグラフィ
脳血流シンチグラフィ

心筋シンチグラフィ(心筋SPECT)

心臓の各部における心筋の働きや血流をみる検査です。心筋シンチグラフィには

  • 心臓の血流の異常を検出する検査
  • 心臓のエネルギー代謝の異常を検出する検査
  • 心臓の周りにある神経の異常を検出する検査

などがあり、これらは目的によって使用する薬剤が変わります。心筋シンチグラフィは虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)による血流減少の部位はもちろん、心筋の細胞レベルの状態や、心臓の神経の働きをみることができ、これからの治療方針や治療の効果判定のための有力な情報になります。

また、撮影時に心電図を同期することによって心臓の一回の拍動で血液を全身に送り出す量も計測でき、心臓のポンプとしての「働き」を評価することができます。

心筋シンチグラフィ
心筋シンチグラフィ

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2014年9-10月号に掲載された記事を転載しています。

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情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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