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Vol.023 微生物検査 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.023 微生物検査

NTT東日本関東病院 臨床検査部 臨床検査技師 古畑 由紀江

解説:

はじめに

微生物検査とは、病気の原因になっている細菌、真菌(カビ)、ウイルスなど微生物を、体液や分泌物から見つけ出し、どのような薬剤が効くかを調べる検査です。人は感染症にかかると、のどが痛くなったりおなかが痛くて下痢をしたり、また傷が化膿するといった症状を起こします。これらは主に微生物による感染で、その症状を起こす原因菌が分からないと治療が困難な場合があります。このような時には、微生物検査が大変重要な役割を果たします。

検体の採取方法について

尿、喀痰、糞便、咽頭鼻腔拭い液、膿、血液などが検査の対象となります。病気の原因になり得る細菌の種類を確定するため、医師、看護師の指示に従って採取をお願いします。

細菌や真菌の検出方法

検体を培地(写真)に塗布し培養します。検出された菌がどのような性質(特徴)を持っているかを調べることによって種類を決定し、治療するためにどのような薬剤がその菌に効果があるかを調べます。検査結果が出るまでには早くて3~4日かかるので、検査結果は次回の診察時に説明されることになります。

写真
写真

その他の検査

インフルエンザウイルスや結膜炎を引き起こすアデノウイルスなどは、検体提出から30分程度で検査結果が分かります。しかしインフルエンザに感染していてもウイルス量が少ない場合は、検査で陰性(-)と判定されることがあります(図)。そのためインフルエンザを疑う場合は時間を置いて再検査を行い、症状を確認するなど総合的に判断をします。

図

インフルエンザに感染していてもウイルス量が少ない場合、検査では陰性(-)を示す場合があります。この図のように発症後すぐの検査では、Aさんは陽性(+)ですがBさんは陰性(-)になりました。時間を置いて再検査が必要です。

最後に

病気の原因菌が判明した場合、治療が開始されますが、自己判断で治療を中断すると、薬の効かない耐性菌を作ってしまうことになるため、必ず医師の指示に従ってください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2014年1-2月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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