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Vol.017 高危険率不整脈が予測できるLP心電図 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.017 高危険率不整脈が予測できるLP心電図

NTT東日本関東病院 臨床検査部 臨床検査技師 宮崎 和弘

解説:

平均加算LP心電図ってなに?

心電図は心臓の興奮と興奮がさめる過程の電位を測定する検査です。平均加算LP心電図は、通常の心電図では記録できない心臓の微小な電位の変化を調べる検査方法です。実際には、体表に電極をつけ多数の心拍に伴う電位の変化を重ね合わせて平均化することにより、いつも同じ時期に出現する微小な電位の変化は増幅されますが、不規則に出現するノイズは軽減されます。このようにして、目的とする微小な電位の変化を検出する方法です。

遅延電位とは?

平均加算LP心電図で検出される代表的な微小電位に遅延電位(Late potential、LPと略します)があります。これは、通常の心室の興奮(収縮)による電位の変化の後に見られる微小電位で、伝導遅延を伴う障害心筋の存在が推定されます。

なんで遅延電位がでるの?

心筋が障害を受けると、正常な心筋に比べて電位の発生や通過がしづらくなるため、電位の伝導が遅くなります。また、電位の伝導が正常な経路と遅くなった経路が合わさって不安定な経路ができてしまうこともあります。その結果、遅延電位が生ずると考えられています。

どんなときにとるの?

遅延電位は心筋梗塞や心筋症などの心筋に障害が発生する病気で実施され、心室頻拍や心室細動等の不整脈による突然死の危険を予測する上で有用といわれています。心臓のポンプ機能や不整脈を検査するため、心エコー検査やホルター24時間心電図を組み合わせて検査を行う場合もあります。

実際はどうやってやるの?

通常の心電図と同様、心筋の電位を記録する検査ですので、上半身脱いで横になります。胸に六ヶ所、背中に一ヶ所、皮膚をよく拭いて心電図電極を貼ります。通常の検査時間は約10分ですが、皮膚が弱い方でしっかり角質をふき取れない場合や、体の動きによるノイズが多い場合には品質確保のうえから2回の測定が必要になり、20分以上かかることもあります。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2013年1-2月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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