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Vol.014 皮膚組織灌流圧(Skin perfusion pressure:SPP)検査 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.014 皮膚組織灌流圧(Skin perfusion pressure:SPP)検査

NTT東日本関東病院 臨床検査部 検査技師 鈴木 晶子

解説:

はじめに

皮膚組織灌流圧(以下SPPと略す)検査と聞いて一体どのような検査で、何がわかるのだろうとほとんどの方が思うはずです。実際検査を受けられる方にとっては聞きなれない検査名に不安さえ感じるかもしれません。この検査は25年ほど前にSPPを測定する装置が開発されたばかりの新しい検査で、主に動脈硬化による血管内狭窄及び閉塞が原因の重症下肢虚血(CLI)の重症度評価と治療方法の選択また、難治性潰瘍の治癒予測をするための検査の1つです。

SPP検査とは

多くの方が自宅や病院で腕を出して血圧を測った経験があると思いますが、簡単に言えばこれと似たような検査です。ただし下肢、主に足先の測定が多く、レーザーを用いて毛細血管レベルの血流を測定します。専用の布(カフ)を巻いて膨らませ一旦血流を遮断してから徐々にカフ圧を減少させ、再び血流が出現する時の圧をSPP(図1)としており、皮膚レベルの微小循環の指標、つまり毛細血管に血流がどの程度あるのかを調べます。血流量がある程度以上あれば、潰瘍も傷も治る可能性があるというわけです。

図1 SPP
SPP
SPP

SPP検査の適応

  • 重症下肢虚血(CLI)の評価
  • 下肢カテーテル治療・バイパス術の経過観察
  • 潰瘍の治癒予測
  • 四肢切断部位の判定
  • 糖尿病性足病変などの石灰化症例の重症度評価

SPP検査の流れ

  • 楽な状態で仰向けに寝てもらいます。
  • 検査部位を選択します。
  • カフを測定部位にしっかり巻き、測定開始。
  • 1測定部位、5分以内で終了します。

SPP検査における注意事項

この検査は前述したように、レーザーを用いているため繊細な測定方法であることと、皮膚血流は交感神経の影響を受けるため検査中は以下のような注意が必要です。

  • ベッド上で動かずに安静でいること。
  • 会話も振動になるので話はできません。
  • 安静時にも痛みがある場合は特に、痛みが伴う検査であることを理解してもらう。
検査機器
主な付属品とレーザセンサー
主な付属品とレーザセンサー
PAD 3000
PAD 3000

検査予約と検査結果の報告

当院のSPP検査予約は現在木曜日を除く月曜日~金曜日の16時からの予約となりますが、状況に応じての対応もしておりますので主治医へご相談ください。検査結果は次回の診察日に、また検査当日に診察がある場合は診察時間までに報告しますので主治医から説明を受けてください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2012年7-8月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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