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Vol.008 腹部超音波検査 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.008 腹部超音波検査

NTT東日本関東病院 臨床検査部(生理機能担当)臨床検査技師 中西 弘子

解説:

腹部超音波検査とは

超音波検査とは、人間の可聴域(20~20000Hz)を超える音波を用い、体表面からは見ることのできない臓器の解剖学的構造や組織性状、動きや血行動態を評価するものであり、X線検査やCT検査など他の画像診断と比べて簡便で非侵襲的に行えるのが特徴です。と、難しく書くとそうなりますが、簡単に言えば超音波を使用し、内臓の状態を観察する検査です。今回は、その中でお腹の超音波検査についてお話します。当院では上腹部(肝臓、膵臓、胆嚢、腎臓、脾臓、腹腔内リンパ節)、下腹部(前立腺、子宮、膀胱)の検査をしています。

この検査でわかること

この検査でわかる疾患の代表的なものには、脂肪肝・胆石・胆嚢ポリープ・嚢胞・腎結石・脾腫等があります。腹痛や血尿の原因や、腹部のしこりが何か、お腹に水が貯まっていないか、また腫瘍等ができていないかを見る目的で行われることが多いです。

検査の前の注意事項

基本的には、空腹時に行います。胃に食物が入ると(1)その周囲が見えにくくなる(2)ガスが発生し、その影響で見えない部位ができる(3)胆嚢が収縮して画像が出にくいことが理由です。その為、午前中の検査は朝食抜き、午後の検査は昼食抜きが原則です。午後早い時間に検査の方は朝食を10時までに済ませてください。食後4時間以上たたないときちんとした検査結果がでない可能性があります。検査の説明は事前に良く読んでください。検査当日は上半身を脱いでいただく為、脱ぎ着のしやすい服装でいらしてください。また、膀胱の検査がある方は、膀胱内に尿が貯まった状態で検査を行うためトイレに行かずにいてください。到着時にトイレが我慢できない場合は受付に申し出ていただければ、こちらで対応いたします。

検査時

超音波検査は検査部位にゼリーを塗って、プローベ(図1)と呼ばれる機械を押し当てて動かしながら内臓の状態、大きさなどを観察していきます。あまり強く圧迫することはありません。痛みはありませんが苦しいようでしたら技師にお伝えください。それから検査する臓器を見えやすくするため、合図に合わせて息を吸ったり吐いたりしていただきます。検査の時間は平均15~20分程です。終了後塗布したゼリーはふき取ります。

図1 検査の模様
図1 検査の模様

検査結果の報告

次回の診察日までに結果は出ています。当日の診察の場合には診察時までに報告しています。主治医から総合的な検査結果の詳しい説明を受けて下さい。

症例紹介(胆石)

胆嚢は(図2)のように"なす型"をしていて、その中には何も見えないのが正常な状態です。

図2 正常な胆嚢
図2 正常な胆嚢

胆石は(図3)のように胆嚢内腔に後ろ側に影を伴う白い塊となって見えます。これは胆石が超音波を反射し、その後ろが影となって見えなくなるためです。胆石は胆嚢の壁にくっついているものではないので横を向くなど体の向きを変える事で動く事を確認します。

図3 胆石
図3 胆石

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2011年7-8月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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