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Vol.006 細胞診検査 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.006 細胞診検査

NTT東日本関東病院 臨床検査部 病理担当主任 川岸 克博

解説:

細胞診とは?

細胞診とは、患者さんから採取された細胞を、細胞の大きさや形などを顕微鏡で観察して、癌細胞の有無や感染症などを判定する検査法です。

細胞診はどのような場合に行われますか?

(1)子宮癌検診に利用されています。子宮の場合は、綿棒やブラシなどにより擦って細胞採取を行うため、擦過細胞診といいます。特に子宮頸癌は細胞診で比較的初期に見つけることができるために定期的な検診を受けることにより、予防可能な癌とされています。他に、肺癌や膀胱癌のがん検診に利用されることがあります。検体としては、喀痰、自然尿などがあります。

(2)検診などで乳腺や甲状腺などに腫瘤が見つかった場合、その腫瘤が、良性か悪性かを調べるために細胞診が行われます。その場合は、超音波の画像で腫瘤を確認しながら直接病変部に針を刺して細胞を採取します。この方法を穿刺吸引細胞診といいます。病変から直接採取するため、癌の種類などが判別可能です。細胞採取量が少ない場合は、組織診を行わなければ確定できない場合もあります。

(3)子宮癌や、膀胱癌などで、化学療法の効果や術後の再発の有無などの経過観察のために利用可能です。

細胞診の利点は?

(1)患者さんに対する痛みや身体的負担が少なく、尿や喀痰などでは反復検査が可能です。

(2)顕微鏡で直接細胞を観察する方法のため信頼性があります。

(3)腹水や胸水など組織診が不可能な検体の検査が可能です。

(4)標本作製時間が組織診に比べて早く、結果報告も早くできます。

検体採取から報告まで

患者さんから採取された細胞は、顕微鏡で観察するためスライドガラスに塗沫され、通常はパパニコロウ染色という操作を行います。出来上がった標本は、細胞検査士(日本臨床細胞学会認定)が観察します。当院においては精度管理の目的で、すべての標本を2名の細胞検査士が確認し、細胞診専門医(病理医)が最終判定を行い、報告されます。

図1 喀痰:肺角化型扁平上皮癌細胞
図1 喀痰:肺角化型扁平上皮癌細胞
図2 腹水:卵巣腺癌細胞
図2 腹水:卵巣腺癌細胞

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2011年3-4月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
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