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Vol.004 X線撮影(当院における一般撮影) 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.004 X線撮影(当院における一般撮影)

NTT東日本関東病院 放射線部 特別医療技術主任 小山 雄幸

解説:

X線の発見

写真1 X線を用いて残された画像

写真1

X線は今から115年前の1895年にドイツの物理学者ウィルヘルム・レントゲンによって発見されました。現在医療の現場で、なくてはならない検査のひとつがこの発見によって生まれました。

当時、そのX線を用いて残された画像が写真1です。

X線写真の歴史

第1世代:医療の現場では長い間、X線撮影はフィルムを使って行い、さらにそれを現像して写真にしていました(時間もかかりました)。その後、自動現像機の出現によって大幅な時間短縮につながりましたが、それでも現在から考えるとだいぶ時間がかかる作業でした。

第2世代:1980年代に入って、CR(コンピューテッドラジオグラフィ)というフィルムに変わる画期的な技術が開発されました。原理は特殊なプレートにX線を照射することにより情報が蓄積され、そこにレーザー光を当てることによって画像を読み取ります。プレートは蓄積された情報を消去することによって、再度使用可能になります。ここで初めて情報はデジタルになりました。現像処理の手間が省け、さらには撮影後に画像調整が可能などメリットは大きく、またフィルムに出さずにモニターで観察できるなど、撮影から診断まで大幅に時間短縮が図れるようになりました。

第3世代:FPD(フラットパネルディテクタ)という新しい方式が開発され、さらに短時間処理と画質の向上が可能となりました。FPDの原理は100ミクロン前後の半導体素子を並べたパネルにX線を照射すると、その素子が電気信号に変換して画像を生成するもので、読み取り時間が格段に向上しました。また消去などの手間がない分、迅速化が図れます。当院ではデジタルのメリットを生かして、画像はすべてネットワーク経由でサーバーに保管されます。医師はそこから画像を呼び出してモニターで見ることができるため、診断の迅速化が図れます。

最近の技術

近年では技術の進歩により、診断の障害となる部分を消去して、より制度の高い診断の支援となるような技術もできるようになっています。

例として、胸部X線検査で肺の診断を行う場合に肋骨(ろっこつ)の陰影が障害になることがあり、その障害を取り除いた画像を作ることが可能になりました。しかも、患者さんは通常の胸部撮影と変わらない1回の息止めで撮影することができます。

胸部X線写真から肋骨陰影を消去して、肺野のみの画像の作成
通常の胸部X線写真から肋骨陰影を消去して、肺野のみの画像の作成

最後に

機器の進歩により高感度化と低線量システムとはいえ、放射線を使用しての検査ですから少なからず被ばくはあります。当院では適切な線量管理で患者さんに与える放射線は適正、なおかつ最小限におさえるように努めています。安心して検査をお受けください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2010年11-12月号に掲載された記事を転載しています。

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情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
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