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Vol.043 生化学検査とは? -採血から報告まで- 検査を知ろう 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.043 生化学検査とは? -採血から報告まで-

更新日:2018/02/07

NTT東日本関東病院 臨床検査部 臨床検査技師 森 真紀子

解説:

はじめに

生化学検査は、たんぱくや脂質など、からだを構成している成分や酵素の活性量などを調べることで、からだの中の状態を確認する検査です。病院内で測定しているものには腎機能、肝機能、脂質などの項目が該当します。目的とそれぞれの検査項目について紹介します。

目的 検査項目
腎機能 UA(尿酸)、UN(尿素窒素)、Cre(クレアチニン)
肝機能 AST、ALT、ALP、γ-GT、ChE、T-Bi(l 総ビリルビン)
膵臓 AMY(アミラーゼ)、LIP(リパーゼ)
心臓 CK、LDH
糖代謝 GLU、GA
脂質 TG(中性脂肪)、T-Cho(総コレステロール)、HDL-C(HDLコレステロール)、LDL-C( LDLコレステロール)
貧血 Fe(鉄)、UIBC
骨代謝 Ca(カルシウム)、IP(無機リン)
炎症反応 CRP
栄養状態 TP(総蛋白)、Alb(アルブミン)、プレアルブミン

生化学検査は、主に患者さんから採血した血液を用いて測定を行っています。採血から検査結果が報告されるまでの流れについて説明します。

採血から報告までの流れ

採血→前処理(約15~20分)→測定(約15~25分)→(再検査)(約15~20分)→報告

※再検査は必ずしも行うとは限りません。

①前処理(写真1)

採血された血液がしっかりと固まる(凝血)まで静置します。固まったことが確認できたら遠心器(3000回転、5分)にて血球成分と液性成分(血清)とに分離させます。

採血後・凝血・遠心分離後、遠心器 写真1

②測定(写真2)

分析機で測定をします。分析機にて37℃に加温された血清に特定の物質と化学反応を起こす薬品(試薬)が添加され化学変化が起こります。その変化量から目的物質の量が求められます。

分析器、分析部の拡大 写真2

③再検査

前回値と比較し今回の値が大きく変動している場合や、基準値から大きく外れている場合には再検査を行います。

④報告

検査結果を確認して電子カルテに送信します。緊急性のある項目で特定の数値(パニック値)となった場合は、担当医に電話連絡を行っています。

最後に

わたしたちは、採血から報告までの目標時間を60分以内に設定し、その目標をクリアするよう日々努力をしています。しかし、患者さんの血液の状態によって凝血に時間がかかる場合や、再々検査が必要となる場合は、60分を超えてしまうことがありますが、正確な検査結果を提供して参りますので、何卒ご理解ください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2018年1-2月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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