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Vol.059 紫外線に気をつけよう お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.059 紫外線に気をつけよう

NTT東日本関東病院 皮膚科 部長 五十嵐 敦之

回答:

患者紫外線は体に良いのでしょうか、悪いのでしょうか?

医師

紫外線の効用にはビタミンDの合成が挙げられますが、間接光でも日本人の場合30分程度で必要量は作られますので、紫外線を意識的に浴びる必要はありません。紫外線は長期的にはシミ・シワを作るだけでなく、皮膚がんの原因にもなることがわかっています。母子手帳にもかつては「日光浴のすすめ」が記述されていたのですが、1998年に削除され、外気浴という表現に変わってしまいました。

一方でわれわれ皮膚科医は紫外線照射装置を用いて各種疾患に治療を行っているのも事実です。紫外線には色素を増強する作用があり尋常性白斑という病気に使ったり、免疫抑制作用を利用して尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎、円形脱毛症や皮膚悪性リンパ腫などにも用いたりしています。もちろん安全性には考慮しており、一定量以上の照射は避けるようにしています。

患者顔面の赤いカサカサは気をつけろ、とテレビで放送されていましたが?

医師

それは日光角化症(光線角化症)といって組織学的には悪性ですが、表皮の中にとどまっており、早期に治療してしまえば心配ありません。しかし放置しておくと有棘細胞がんとなり、転移を起こすこともあります。一見湿疹に似ており、誤診されて漫然と治療されているケースも少なくありません。

患者具体的な紫外線対策を教えてください。

医師

「紫外線環境保健マニュアル2015」という冊子が環境省から出されており、インターネットでも手に入れることができます(https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf )。紫外線から皮膚を保護することが大切で、帽子や日傘を利用したり、屋外のスポーツなどでは衣服も長袖を着用するようにします。服の色は濃い色調のものの方が紫外線をよりカットし、帽子もつばのあるものが良いとされています。快晴時と比べて曇りで60%、雨天でも30%の紫外線照射量がありますので、曇りだから日焼け止めは大丈夫、なんて思わないようにしましょう。紫外線は空気中で散乱するとともに、地表面からも反射されますので、日陰でも日なたの50%くらいの紫外線量があります。

患者日焼け止めはどのようなものを選べば良いのでしょうか?

医師

B紫外線を防ぐ指標のSPF値と、最近ではA紫外線を防ぐ指標のPA値も示されているものが多く、この数値が高いほど日焼け止め効果が高くなります。例えば一般的な屋外スポーツでは、SPF値が30程度あれば十分といわれていますが、日焼け止めは汗などで落ちてしまうので数時間ごとに塗り直すことが大切です。成分によってはかぶれることもありますので、肌の弱い方は「紫外線吸収剤不使用」、「ノンケミカル」などの表示のある、肌への負担が少ないものをお勧めします。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2016年5-6月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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