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Vol.057 親知らずは抜いたほうがいいのでしょうか? お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.057 親知らずは抜いたほうがいいのでしょうか?

NTT東日本関東病院 歯科口腔外科 医師 水谷 美保

回答:

患者親知らずがあると言われました。抜いたほうがいいですか?

医師

親知らずは大臼歯の中で最も後ろに位置する歯で、永久歯の中で最後に発育します。永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が10代後半から20代前半であり、親がこの歯の生え始めを知ることはないことが名前の由来ともいわれています。

親知らずの生えてくる場所が不足している、または生える方向が通常と異なるために、埋まったままとなったり、傾いてきちんと生えてこないことはしばしばみられます。歯肉から部分的に出てくることで不潔になりやすく、歯肉の炎症を繰り返す状態となった場合には、抜歯が適切と考えます。また、汚れが留まりやすいことで手前の歯が虫歯になることも多く、手前の歯の治療のために親知らずの抜歯が必要になる方もいます。もちろん、親知らず自体が大きな虫歯になってしまったような場合にも、抜歯が望ましいでしょう。

ただし、正常に生えてかみ合わせに参加している親知らずに関しては、抜かなくてよい場合もあります。

患者抜くのは大変だと聞いたのですが…。

医師

埋まっている親知らずや根の形が複雑なものに関しては、歯肉の切開や歯・骨の削除が必要になったり、下あごの中を通る神経に近い場合もあり、専門的な知識・技術が必要となりますので、口腔外科へご紹介いただくことが多いです。

正常に生えている親知らずは比較的簡単に抜くことができる場合もあります。

患者痛みますよね?

医師

抜歯後の一過性の痛み・腫れはどうしても避けて通れませんので、鎮痛剤や抗菌薬を使用し、安静にしていただき、症状が落ち着くのを待ちます。抜歯後出血や抜歯後感染にも注意が必要です。その他の偶発症として、下唇やその下方の皮膚に感覚異常が生じたり、まれに舌に感覚異常が生じることもあります。多くの場合は短期間で改善しますが、数年かかって少しずつ改善することもあります。

患者若いうちに抜いたほうがいいですか?

医師

親知らずのまわりの骨は若いうちは弾力がありますが、歳を重ねるにつれ固くなっていきます。さらに、若いうちのほうが傷も早く治り、ダメージがより少なくて済みます。特に妊娠中はホルモンバランスなどで炎症を起こすことも多いので、女性の方は妊娠前に抜歯することをお勧めします。

患者抜かないとどうなりますか?

医師

症状がある親知らずは、今後同じように腫れや痛みなどを繰り返す場合も多いですし、炎症を繰り返すことで膿みの袋(嚢胞)ができてしまうこともあります。放っておくことで全身麻酔での手術が必要になるケースもあり、また、処置が大きくなることで偶発症のリスクも高くなってしまいます。

一方で、症状のない親知らずについては、その後もずっと症状なく経過することも多いですし、状況によっては症状が出てくることもあります。抜くことのメリット・デメリットを含め、担当医とよく相談してください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2016年1-2月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
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