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Vol.055 昨今話題のレビー小体型認知症について お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.055 昨今話題のレビー小体型認知症について

NTT東日本関東病院 神経内科 部長 吉澤 利弘

回答:

患者最近テレビのCM等で、レビー小体型認知症という名前を初めて聞きました。

医師

物忘れや判断力の低下などの認知症症状を引き起こす病気は、皆さんがよくご存じのアルツハイマー型認知症だけではありません。認知症が気になった場合には、まずかかりつけの先生に相談されて、必要とあらば神経内科や精神科などの専門医の診察を受けることが重要です。レビー小体型認知症は聞きなれない名前ですが、わが国においておそらくアルツハイマー型認知症に引き続き患者さんの数の多い認知症です。

患者どんな症状があるのでしょうか。

医師

単なる物忘れの症状にとどまらず、実際にはいない人がそばにいるように感じたり、壁のしみがひとの姿に見えるといった妄想、幻覚という症状をしばしばきたします。また、パーキンソン病のように体の動きが遅くなったり、転倒や失神を頻回に繰り返すといった身体の症状を伴うこともあります。

患者専門の先生はどのように診断されるのでしょう。

医師

何よりも症状を詳しくお聞きすることが大切です。このためには患者さんと一緒に暮らしておられる方の情報が役に立ちます。ぜひ、おかしいと感じた内容をメモに書いて、診察の際に医師に渡していただきたいと思います。一方で、脳のCTやMRIといった画像だけでこの病気を診断することは困難です。アイソトープ医薬品を用いた脳血流SPECTといわれる検査や、心臓の交感神経を評価するMIBGシンチグラフィーといった特殊な検査が役に立ちます。また脳の線条体という特殊な部分を評価するDATスキャンという検査が開発され、最近わが国でも使用可能になりました。当院では通常の脳CTやMRIとともに、これらの特殊な検査をいずれも行うことが可能です。

患者治療はどうするのでしょうか。

医師

これまでわが国ではレビー小体型認知症に対して公に使用できるお薬はありませんでした。しかし、アルツハイマー型認知症の治療に用いられている薬の一部においてレビー小体型認知症に対する効能が認められ、昨年から使用できるようになりました。むろん妄想や幻覚といった症状が目立つ場合はこれらを抑える薬剤を併用することがあります。またパーキンソン病の際にも見られるような動作の遅さや歩行の障害などには、抗パーキンソン剤を併用することもあります。いずれにせよ、当初は専門の医師による治療が必要となることが多いので、疑わしいと思った場合にはかかりつけの先生に相談され、当院をご紹介いただければと思います。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
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