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Vol.053 三叉(さんさ)神経痛について お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.053 三叉(さんさ)神経痛について

NTT東日本関東病院 ペインクリニック科 医師 米川 裕子

回答:

患者三叉神経痛とはどのような病気ですか?

医師

三叉神経痛とは顔に痛みが出る病気です。三叉神経は脳幹部から始まり、左右3本に分かれて顔面の感覚を支配します。その神経の何らかの異常で痛みが走る病気です。多くの原因は、血管による神経の圧迫です。腫瘍が原因で起こることもあります。まれに血管の奇形が影響することもあります。

患者どんな症状がありますか?

医師

洗顔や歯みがき、髭剃りなどの刺激によって、左右どちらかの顔面や口腔内に数秒の鋭い痛みが走ります。患者さんは「稲妻が走るような」「針で突き刺すような」「えぐられるような」と表現されるほど激烈な痛みです。とくに高齢者の方は話すことや食事が困難となり、体重が減り脱水症を起こす方もいらっしゃるほどです。また、しばしば歯の痛みと思って歯科受診され、抜歯などの歯科治療後も改善がないために来院される方もいます。

患者どのような治療がありますか?

医師

薬物療法、神経ブロック、外科的手術、定位放射線治療(ガンマナイフ)があげられます。症状の軽い方は、カルバマゼピン(抗けいれん薬)を始めます。痛みのコントロールができない場合や飲み薬で副作用が出てしまう場合に神経ブロックや手術が適応となります。

患者神経ブロックとはどんなものですか?

医師

ペインクリニック科では、三叉神経痛に対して神経ブロック療法を行っています。神経ブロックとは、神経に局所麻酔薬を投与することにより、神経伝達を遮断して痛みを止める方法です。長期間効果を図るために高周波熱凝固を加えたりもします。神経ブロックのメリットとしては、局所麻酔で行うので患者さんへの負担が少ない点です。高い技術が必要ですが、確実にブロックされれば瞬時に痛みが止まります。痛みの場所と程度により、ブロックの方法が異なります。三叉神経の末梢をブロックする眼窩上(がんかじょう)、眼窩下(がんかか)、オトガイ神経ブロック、下顎神経ブロックは外来で行うことができます。また、痛みの程度が重い場合はより中枢でブロックするガッセル神経節ブロックがあります。こちらは1泊の入院が必要です。数年から5年、平均約2年の効果があります。神経ブロックは特にご高齢で手術リスクが高い場合や内服薬で副作用がある場合によい適応となります。また、術後再発の方でも行っています。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2015年3-4月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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