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Vol.050 生理痛(月経困難症)と低用量ピル お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.050 生理痛(月経困難症)と低用量ピル

NTT東日本関東病院 産婦人科 部長 角田 肇

回答:

患者生理痛(月経痛)がひどくて困っています。

医師

生理痛には個人差がありますが、日常生活に差し障りがあるような痛みを月経困難症といいます。月経困難症には婦人科疾患の症状として現れる器質性月経困難症と、特に病気とは関係のない機能性月経困難症とに分けることができます。

患者幸い産婦人科の先生からは特に子宮や卵巣には病気はなさそうといわれました。しかし、月経の時は痛み止めがなければ耐えられませんし、ひどい時は一日に何錠も飲まなければ治まりません。鎮痛剤以外に何か良い方法はありませんか。

医師

あなたのような機能性月経困難症には、低用量ピルも一つの選択肢です。ご存じのように低用量ピルは本来避妊を目的として世界中の若い健康女性が内服しているお薬(経口避妊薬)ですが、低用量ピルを内服すると月経痛や月経の量が著しく軽くなることから、機能性、器質性を問わず月経困難症に有効なお薬です。避妊用の低用量ピルは自費ですが、月経困難症の治療に保険適応で処方できる低用量ピルもあります。

患者低用量ピルの副作用が心配です。

医師

最近、低用量ピルの副作用である血 の塊である血栓が血管に詰まる「静脈血栓症」による死亡例が報道され、心配されている方も多いことと思います。ピルの成分である女性ホルモンに静脈血栓症を起こしやすくする作用があることから、その含有量を従来のピルよりも減らしたものが低用量ピルです。それでも、内服していない女性に比べれば静脈血栓症のリスクはわずかですが高くなります。一方で、女性ホルモンが体の中でたくさん出ているお産の後に自然に起こる血栓のリスクが年間10万人当たり40~65人なのに対して、低用量ピルの場合は10万人当たり3~9人と報告されており、分娩後に比べれば低用量ピルの方が頻度はかなり低いこともわかっています。最初にお答えしたように低用量ピルは世界中で多くの女性が使用している非常に有益性の高いお薬です。静脈血栓症が発症しても早期に診断、治療することにより、大事にいたらないことがほとんどです。静脈血栓症の症状である、ふくらはぎの腫れや痛み、その他の部位でも今まで経験したことのない痛みが出現した場合は、ただちに服用を中止し処方元の医療機関を受診してください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2014年9-10月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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