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Vol.046 周術期口腔機能管理 お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.046 周術期口腔機能管理

NTT東日本関東病院 歯科・口腔外科 部長 山城 正司

回答:

NTT東日本関東病院 歯科・口腔外科 医師 志村 真理子

回答:

患者周術期口腔機能管理とは?

医師

全身麻酔の手術やがん治療(抗がん剤、放射線治療)を受けられる患者さんが対象で、これらの治療によって起こる口のトラブルを予防し、病気治療(手術・がん治療)が円滑に進むように、主治医と歯科が連携し患者さんをサポートしていく医療管理システムで、2012 年4月から保険導入されました。

患者なぜ手術(全身麻酔の手術)やがん治療前の診察や、治療中に口の管理が必要ですか?

医師

①手術の場合

口の中は数百種類の細菌が存在し、歯垢(プラーク)1mgには1億個以上の細菌が含まれています。口が不潔であると歯周病などが進行し、血管を通して口の中の菌が全身に広がることが分かっています。菌が肺に侵入し肺炎を発症したり、手術部位に感染し、傷の治りが悪くなると入院期間が延びてしまいます。また、全身麻酔での手術は、人工呼吸器の管が口に装着されます。その際、もともとぐらぐらする歯があると、歯が脱落したり、かけたりすることがあります。

②がん治療の場合(抗がん剤、放射線治療)

がん治療中、治療後には副作用が現れます(下表参照)。痛みで歯磨きができなくなると口の中が不潔になります。痛みで食事が摂れない、美味しく食べられないなどの理由から、栄養が確保できず、体力が低下します。そのため、入院の主目的である治療を継続できなくなることもあります。さらに抗がん剤の影響で白血球が減少すると、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。

放射線治療による口内炎・口唇炎
放射線治療による口内炎・口唇炎

患者歯科への受診はどのようにすればよいですか?外来では何が行われますか?

医師

まず、主治医から歯科に周術期口腔機能管理の依頼が出ます。手術前、がん治療前に口の中を診察、歯科レントゲン撮影を行い、問題がないか調べます。緊急に治療が必要な場合は主治医と相談し、抜歯や虫歯治療、義歯の調整などを行います(かかりつけの歯科でお願いすることもあります)。また、歯科衛生士による歯石除去(必要時)、口腔衛生指導を行います。治療期間中(外来通院・入院)は口腔ケア担当の歯科医師と歯科衛生士が、口の中に問題がないかを定期的に診察します。痛みなどで歯磨きが困難な場合は、口の状態に合わせたケア用品を選択したり、患者さんに代わり口腔ケアを実施したり、保湿剤などで口腔乾燥に対処します。口は食事・会話・呼吸という重要な働きを行う器官です。病気治療中も美味しく食べて病気に立ち向かいましょう。

周術期口腔機能管理体制

がん治療の副作用

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2014年1-2月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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