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Vol.045 前十字靱帯損傷について お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.045 前十字靱帯損傷について

NTT東日本関東病院 整形外科 医師 中村 謙介

回答:

患者前十字靱帯(ぜんじゅうじじんたい)損傷とはどのようなケガでしょうか?

医師

前十字靱帯は大腿骨(太ももの骨)の後方から脛骨(すねの骨)の前方をつなぐ靱帯で、大腿骨に対する脛骨の前方への移動や膝のひねりを制御する膝の安定性にとって重要な靱帯です。前十字靱帯損傷は、膝の外側からタックルされたとき、急な方向転換をしたとき、ジャンプして着地したときなどに膝をひねって起こることが多いです。数分間は痛みのため動けないことがあり、時間とともに膝が腫れてきて膝の曲げ伸ばしができにくくなります。通常、この症状は2~4週間ほどで改善し、日常生活などは普通にできるようになります。しかし、その後はスポーツ時の急な横の動きやジャンプの際に膝がガクッと外れる感じ(膝くずれ)が起こりやすくなります。

患者前十字靱帯損傷は手術が必要と言われたのですがそうなのですか?

医師

前十字靱帯損傷は自然に治癒することはほとんどありません。膝前十字靱帯が切れたままでスポーツを続けていくと繰り返し膝くずれを起こしてしまい、その際に半月板や関節軟骨などを損傷してしまう場合があります。膝くずれは筋力を鍛えても改善しないことが多く、急な方向転換やジャンプ動作が必要なスポーツへ復帰するためには手術が必要となります。スポーツをしない人では必ずしも手術をしなければならないということはありません。しかし、階段や坂道の下りといった日常生活動作で膝くずれが起こってしまう人もいます。そういった場合も手術が必要となります。

患者手術はどのようなもので、どの位でスポーツに復帰できるのでしょうか?

医師

損傷した前十字靱帯をつなぐことはでき ないため、前十字靱帯再建術といって靱帯を 作り直す手術を行います。自分の腱(膝屈筋腱(ひざくっきんけん)もしくは膝蓋腱(しつがいけん))を採取し、それを加工して靱帯の代わりなる束(移植腱)を作ります。関節鏡で関節の中を見ながらもともと前十字靱帯のあったところに移植腱が通るよう脛骨と大腿骨に穴を開け、そこに移植腱を通し金属のスクリューなどで移植腱を固定します。移植腱と骨が癒合するまでは再建した靱帯の強度は弱いので、すぐに運動復帰はできません。リハビリを行いながら、徐々に活動性を上げていきます。通常であれば、2~3カ月からジョギングを開始し、5~6カ月で競技の練習を開始し、7~8カ月で試合復帰となります。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2013年11-12月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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