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Vol.037 慢性腎臓病(CKD) お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.037 慢性腎臓病(CKD)

NTT東日本関東病院 高血圧・腎臓内科 部長 渋谷 祐子

回答:

患者慢性腎臓病(CKD)といわれ、血圧の管理が重要と説明されました。
しかし、血圧の薬を飲んだら、かえって、腎機能が悪くなりました。
こういうことは、あるのですか?

医師

慢性腎臓病(CKD)は、腎機能障害があると、透析になる可能性が高くなるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞になる危険度や入院となる危険度が上がるので気をつけましょうという概念です。

日本では、1300万人の方がCKDで、CKD対策が、脳梗塞、心筋梗塞、透析患者を減少させると考えられています。

CKD治療のガイドラインでは、血圧の管理が重要とされており、とくに、尿蛋白が多く認められる糖尿病や、慢性糸球体腎炎による腎不全のかたには、高血圧の治療として※1RA系抑制薬が第一選択薬といわれています(蛋白尿が陰性のかたは、その他の降圧薬で構わないとなっています)。

RA系抑制薬は、腎不全だけでなく、脳梗塞、心筋梗塞などの予防にも効果があるという証拠(エビデンス)が多い薬ですので、全世界で広く使われております。

しかし、このRA系抑制薬は、血圧降下作用、臓器保護効果、蛋白尿減少効果がありますが、減塩や体重減量、脱水(夏季、発汗、大量飲酒)などでその作用が強くなり、かえってCr が上昇(腎機能が悪化)することがあります。また動脈硬化が強いかたは、Cr が上昇しやすいといわれています。ですから、せっかく臓器保護目的で開始された血圧の治療薬により、腎機能が低下することがありえるのです。

この場合、RA系抑制薬をやめると、腎機能が通常は元に戻ることになっています。血圧や腎機能の回復をみながら、RA系抑制薬を再開するか、他の血圧のお薬に変更するかを検討するのが一般的となっています。飲んでいる血圧のお薬にもいろいろな種類があり、作用が異なります。

不明な点がございましたら、受け持ちの先生にお聞きください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2012年7-8月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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