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Vol.034 アルツハイマー型認知症の新規治療薬について お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.034 アルツハイマー型認知症の新規治療薬について

NTT東日本関東病院 神経内科 部長 吉澤 利弘

回答:

患者昨年、新しい認知症の薬がでたと聞きました。

医師

アルツハイマー型認知症に対しては、これまでアリセプトという薬が使用され、多くの患者さんの福音となってきましたが、昨年、レミニール、リバスタッチパッチ/イクセロンパッチ(メーカーの違いで名称が異なりますが同じものです)、メマリーという3種類の薬剤が新たに認可され使用可能となり、合計4 種類の薬剤を使い分けられるようになったことで治療の幅が広がりました。

患者新しい薬と従来のアリセプトとは作用の面でどのように異なるのですか。

医師

従来から使用されているアリセプトには、脳内にあるアセチルコリンという物質の量を増やす働きがありますが、レミニールとリバスタッチパッチ/イクセロンパッチにも基本的に同様の作用があります。これに対してメマリーは脳の中にあるグルタミン酸という物質が働く作用点の一部(NMDA 受容体といいます)を阻害することにより作用を発揮します。

患者それぞれの薬にはどのような特徴がありますか。

医師

従来からのアリセプトは1日1回服用で軽度から高度のアルツハイマー型認知症の方まで幅広く使えます。レミニールは軽度から中等度の方が対象の薬で1日2回服用が原則ですが、脳内のアセチルコリン濃度を高めるだけでなくニコチン性アセチルコリン受容体という部位にも作用し効果を発揮します。リバスタッチパッチ/イクセロンパッチは貼り薬です。軽度から中等度の方が対象ですが、1日1回貼りかえるタイプなので服用する手間がありません。メマリーは中等度から高度の方が対象の薬ですが、基本的な作用の仕方が他の3剤とは異なりますので、他の3剤によく見られる嘔気、嘔吐といった副作用はまれで、これらの薬を副作用のため服用できなかった方でも服用できる可能性があります。またメマリーのみ状況に応じて他の薬剤と併用することが可能です。

患者それぞれの薬で効果に違いがあるのでしょうか。

医師

効果に関しては世界中でさまざまな検討がなされていますが、基本的には優劣はつけがたい結果です。我が国ではまだ使用され始めたばかりですので、日本人でのそれぞれの薬の効果に差があるかどうかはこれからの検討課題です。ただ、ある薬剤で副作用が出た場合には他の薬剤を試してみることができるというように、薬剤の選択肢が増えたことは画期的なことと考えます。

患者関東病院ではこれらの薬を処方してもらえるのでしょうか。

医師

当院では、これら4種類の薬剤をすべて処方することが可能となっています。それぞれの方の症状や介護・服薬状況などを伺い、最も適切と思われる薬剤を処方させていただきます。担当医師に遠慮なくご相談ください。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2012年1-2月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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