ページ内を移動するためのリンクです

Vol.033 最近のペインクリニックの話題 お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


ここから本文です

医療特集

Vol.033 最近のペインクリニックの話題

NTT東日本関東病院 ペインクリニック科 部長 安部 洋一郎

回答:

患者最近の痛みの治療の話題をおしえてください。

医師

昨年から今年にかけていわゆる慢性疼痛(3か月以上つづく痛み)に対し、有効な内服薬が数種類出ています。これらは通常の痛み止め(消炎鎮痛剤)と全く異なる作用で痛みを軽減させます。

患者具体的にはどのような病気が対象ですか。

医師

帯状疱疹のあと痛みが続く、帯状疱疹後神経痛や強い肩こり、手や腕の痛み、腰下肢痛などです。体を動かす場所の痛みには炎症(腫れたり、熱を持ったりすること)が起こりますが通常数週間で治ります。しかし、炎症以外に神経自体が変化することで痛みが続くことがわかってきました。その結果、痛みという情報が無駄に頭に送られてしまい、患者さんの活動力が低下してしまします。それがさらに痛みを強くしてしまうという悪循環が生じます。

患者治療薬の作用をおしえてください。

医師

痛みを感じるのは患部から頭の痛みを感じる部位(視床から大脳皮質)に情報が伝達されるからです。複数の痛みがある場合、重要な痛みを最速に伝えるため、ほかのあまり重要でない痛みを抑制する機能があります。また、強い痛みを調整して弱い痛みに変え、頭に伝える機能もあります。新しい薬はこれらの作用を増加させ、痛みを頭に伝えにくくします。正常な神経系には影響を与えませんのでつねっても痛みが感じにくくなるわけではありません。

患者副作用はありますか。

医師

神経からの痛みを減少させる良い薬なのですが残念ながら副作用はあります。鎮痛薬に限らず、最近の効果のある薬は副作用の強いものが多く見受けられます。副作用をいかに抑えつつ、薬の良い点を引き出すかが治療で重要になってきます。今回の薬は眠気、ふらつき、めまい、悪心、嘔吐、体重増加、かゆみなどです。

患者予防する方法はなんですか。

医師

このような副作用は用量がふえると出やすいので少量から開始したり、複数の(作用する場所のことなる)治療薬を内服します。また、われわれの約45 年間行っている神経ブロック療法も内服薬のみで治療するよりも使用する内服薬が少量で済みますので再クローズアップされてきました。とにかく、これらの薬にはさじ加減が重要ですので痛みの専門医に相談するのがよいでしょう。

患者神経ブロック療法での最近の話題はなんですか。

医師

神経ブロック療法も最近は超音波(エコー)を用いて、ブロックすべき神経を目視し、周囲に太い血管が無いかを確認できるようになり、安全性向上に努めています。また、神経痛のある神経周囲には炎症が治まった後、癒着をおこします。癒着自体は体の修復の正常な反応ですが、痛みの原因にもなります。それを細い管(カテーテル)ではがし、治療薬を神経周囲に到達しやすくするといった治療が始まりました。今後、通常の神経ブロックの効果が低い患者さんに朗報となる可能性が広がりました。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

指定場所から病院を探す

気になる症状があるときは、早めの受診をおすすめします。自宅近くや通勤途中の駅など、通いやすい場所から専門の医療機関を探してみましょう。

病院検索では、全ての診療科目一覧から探すことができます。

iタウンページで医療機関を探す

×
検索履歴(場所):

セルフメディケーション税制とは

つながるタウンページ会員


ここからフッター情報です

iタウンページ&タウンページコンテンツ
iタウンページコンテンツ

ページはここまでです

ページの先頭へ戻ります