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Vol.020 家で血圧を測ることは、大切なのでしょうか? お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.020 家で血圧を測ることは、大切なのでしょうか?

NTT東日本関東病院 高血圧・腎臓内科 部長 渋谷 祐子

回答:

患者高血圧の治療のために、外来に通っています。
家で血圧(家庭血圧)を測りなさいと言われました。測らなければいけませんか?

医師

まず、なぜ高血圧の治療をしなければいけないのかをお話しします。

高血圧の治療の目的は、高血圧の合併症を起こさないようにすることです。高血圧の合併症とは、高い血圧が続くことにより、頭や眼、心臓、腎臓などの臓器に障害が起きることです。皆さんがよく心配される脳梗塞、出血などは、頭への高血圧臓器障害、眼に起これば眼底出血、心臓なら心肥大、心不全、腎臓なら蛋白尿や腎不全です。血圧を下げることにより、これらの臓器障害の発症を予防するのが、高血圧治療の目的です。

患者それと家庭血圧を測ることと、関係はあるのですか?

医師

はい。これらの臓器障害の発症を予測できる血圧は、「いつ測定された血圧であったか?」という研究があります。これによると、病院やクリニック、あるいは検診で測られた血圧(随時血圧)の値より、家庭血圧の値のほうが、臓器障害の発症を予測できると報告されています。

患者自分で測定して、本当に信頼できる値なのでしょうか?

医師

はい。1日の血圧を自動的に測定する自由行動下血圧計で15~30分ごとに測定するのが、その1日の血圧をみることにおいては一番正確ではあります。しかし、365日測定することは、不可能です。外来血圧も、その人の血圧を1年でたった12回(毎月通院すれば)測定しているに過ぎません。それに比較して、家庭血圧測定は、測定回数が1年で365回分(朝夕なので730回)ですので、データの安定性(再現性)が一番よく、信頼できる値です。

患者それでは、いつ、どのように測ればよいのですか?

医師

腕に巻くタイプの上腕型血圧計で、朝と夜の2回です。朝は起床して1時間以内、排尿後、服薬前、朝食前、夜は就寝前(飲酒後、入浴後で構いません)に、座位で1回以上測定してください。いずれもよく安静にしてから測定してください。

患者1回につき何回測定するのですか?

医師

2014年高血圧治療ガイドライン(高血圧治療指針)で、1回以上と決まりました。1回目高ければ、2(~3)回測定し、平均を用います。外来血圧がよくても家庭血圧が高い人に臓器障害は多いことがわかっています。また、外来血圧が高くても、家の血圧が低ければ、薬を減量することも可能です。ぜひとも測定してみてください。

本記事は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2015年7-8月号 に掲載された情報より、2015年8月に内容を更新しました。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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