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Vol.065 高血圧の治療は、どのようにするのですか? お医者さんに相談 医療特集 - メディカルiタウン


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医療特集

Vol.065 高血圧の治療は、どのようにするのですか?

更新日:2018/02/07

NTT東日本関東病院 高血圧・腎臓内科 部長 渋谷 祐子

回答:

患者検診で数年前から血圧が高いと言われています。紹介状ももらいました。高血圧の治療の手順を教えてください。

医師

まず、高血圧の治療の目的をお話しします。高血圧の治療の目的は、高血圧の合併症を起こさないようにすることです。高血圧の合併症とは、高い血圧が続くことにより、頭や眼、心臓、腎臓などの臓器に障害が起きることです。脳梗塞、脳出血などは、頭の高血圧臓器障害、眼に起これば眼底出血、心臓なら心肥大や心不全、腎臓なら蛋白尿や腎不全です。血圧を下げることにより、これらの臓器障害の発症を予防することが、高血圧治療の目的です。

患者予約時に家庭で血圧測定を前もって行い、朝食を抜いてくるように言われました。高血圧治療と関係はあるのですか?

医師

はい。高血圧臓器障害の発症を予測するための血圧は、いつ測定されるのが適切かを調べた研究結果があります。これによると、病院やクリニック、あるいは検診で測られた血圧(随時血圧)値より、家庭血圧値のほうが、臓器障害の発症を予測できると報告されています。朝食抜きで来ていただくのは、二次性高血圧(なにか原因があっての高血圧)かどうかの診断のために、内分泌血液検査を行うからです。二次性高血圧で、高血圧の原因を治療すれば、薬を飲み続けなくてもよい場合があります。

患者家庭血圧と外来血圧がどうなったら治療するのですか?

医師

家庭血圧と外来血圧が正常なら異常なしで治療は不要、家庭血圧正常で外来血圧のみ高値は白衣高血圧といい、今は治療不要、家庭血圧と外来血圧両者が高いのが本当の高血圧で治療が必要、外来血圧は低いが家庭血圧が高い場合は、仮面高血圧といって高血圧合併症が最も多い障害であり、治療が必要です。お気づきのように家庭血圧が高ければ高血圧合併症が起きる危険性が高いので高血圧治療が必要となります。また合併症がある方は、即治療が必要となります。

患者家庭血圧の測り方を教えてください。

医師

腕に巻くタイプの上腕型血圧計で、朝と夜の2回です。朝は起床後・排尿後・服薬前・朝食前、夜は就寝前(飲酒後、入浴後で構いません)に、それぞれ座位で測定します。安静にした状態で、また寒い時は部屋を暖めて測定するのが正しい測定方法です。2014年高血圧治療ガイドラインで、1機会につき測定回数は原則2回で、「1回目が高ければ、2回目も測定し、平均値を用いる」となりました。

家庭血圧を測定しない方は、外来血圧値で治療することになります。外来血圧が高くても、家庭血圧が低ければ、薬を減量、中止することが可能です。

本文は、NTT東日本関東病院 広報誌「もしもし」2018年1-2月号に掲載された記事を転載しています。

情報提供元 : (C)NTT東日本関東病院
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