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漢方薬の副作用 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

かんぽうやくのふくさよう

漢方薬の副作用

漢方薬の副作用について解説します。

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解説

かつて小柴胡湯(しょうさいことう)による肝炎が副作用だとして大きな話題になりましたが、漢方薬の専門家の間では、副作用ではないとされています。では何かといいますと、誤投薬、誤処方であるということです。本来、小柴胡湯を服用してはいけない人に処方した結果であるというわけです。

これだけたくさん飲まれているなかであの程度の件数というのは、西洋薬の副作用に比べて発生率は非常に低いといえます。この例に限らず、漢方薬の効能書を読んで当てはまる症状を探して処方する、という西洋薬的な使い方をすることで、このような結果となることがあります。

また、漢方薬を服用しはじめた時に、一時的に症状が悪化することがあります。これを漢方では「瞑眩(めんげん)」といいますが、これは薬が効きはじめている時に体が反応している証拠で、よくなる時のひとつの症状です。「瞑眩」は出る人と出ない人がいます。薬に対する反応の激しい人は出ますが、しばらくすると引いていきます。西洋薬に関しても同じことが起こることもあります。

漢方における「副作用」の考え方ですが、本来、処方がその人の「証」にマッチしていれば、理論的には副作用はまったくあり得ないのです。もし副作用が出たとしたら、それは使用法によるものであって、漢方薬そのものによるものではありません。すなわち、「証」と処方がマッチしていないということになります。

その原因は2つ考えられます。ひとつは患者さんからの情報が不足しているか主観(症状のとらえ方)の誤差であり、2つ目は、医師または薬剤師が「証」の判定を誤った場合です。

しかし現実には、客観的な判断には限界があり、問診で得られる内容は主観に左右されやすいので、「副作用はない」と言い切ることはできません。

副作用とみなされるものの原因でほかに考えられるのは、生薬そのものの品質が劣っていたり、間違ったものが混入していたりする場合です。たとえば海外から入ってくると、実際は違う植物、つまり同名異物だったりしますが、その場合は、そのなかに含まれる成分が腎炎を起こしたりすることがあります。これは、生薬がきちんと選品できる薬剤師でないと防ぐことができません。

このように「副作用」というのは、定義によってとらえ方が違ってきます。もし本来の作用でないものを全部、副作用というのであれば、その原因としては「証」と処方のずれ、誤診、粗悪品、同名異物、異なる生薬の混入などとなります。

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