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血液生化学検査 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

けつえきせいかがくけんさ

血液生化学検査

血液生化学検査について解説します。

執筆者:

 医療機関で受ける血液一般検査をまとめました。基準値は、医療機関によって若干、異なることがあります。

検査項目と基準値一覧

検査項目 基準値 疑われる主な病気など
AST
(GOT)
5〜40IU/L
(JSCC勧告)
高値 →肝疾患(急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、脂肪肝、アルコール性肝炎など)、心疾患(急性心筋梗塞など)、筋疾患(筋ジストロフィー、筋無力症など)、激しい運動、溶血
低値 →人工透析を行っているとき
ALT
(GPT)
3〜35IU/L
(JSCC勧告)
高値 →肝疾患(急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、脂肪肝、アルコール性肝炎など)、心疾患(急性心筋梗塞など)、筋疾患(筋ジストロフィー症)
低値 →人工透析を行っているとき
LDH
(LD、乳酸脱水素酵素)
100〜210IU/L
(JSCC勧告)
高値 →肝疾患(急性肝炎、肝臓がん、転移性肝臓がん、肝硬変、慢性肝炎など)、心疾患(急性心筋梗塞、心不全など)、筋疾患(多発性筋炎(皮膚筋炎)、筋ジストロフィーなど)、肺梗塞、白血病、悪性貧血、溶血、悪性腫瘍
γ–GT
(γ–GTP)
男性:0〜50IU/L
女性:0〜30IU/L
(JSCC勧告法)
高値 →肝疾患(アルコール性肝炎、アルコール性脂肪肝、胆汁うっ滞性肝炎、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんなど)、胆道疾患(胆道炎、総胆管結石、胆道がん、膵頭部がんなど)
アルカリホスファターゼ
(ALP)
80〜300IU/L
(JSCC 勧告法)
高値 →肝疾患(急性肝炎、胆汁うっ滞性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんなど)、胆道疾患(結石、腫瘍など)、骨疾患(骨折、骨肉腫、転移性骨腫瘍、骨軟化症など)、小児期・妊娠末期、甲状腺機能亢進症
コリンエステラーゼ(ChE) 180〜440IU/L
(酵素法)
高値 →脂肪肝(過栄養性、アルコール性)、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症
低値 →肝疾患(肝硬変、劇症肝炎、慢性肝炎、肝臓がんなど)、有機リン剤中毒(農薬、サリンなど)、悪性腫瘍による悪液質、低栄養、先天性ChE異常症
アミラーゼ 血中:55〜245IU/L
尿中:790IU/L 以下
(比色法)
高値 →膵疾患(急性膵炎、慢性膵炎、膵臓がん、膵嚢胞など)、流行性耳下腺炎、イレウス(腸閉塞)、卵巣腫瘍、肝炎、腎不全
低値 →慢性膵炎(膵機能荒廃期)
リパーゼ 45〜50U/L
(比色法)
高値 →膵疾患(急性膵炎、慢性膵炎、膵臓がん、膵嚢胞など)、腎不全、肝障害
低値 →慢性膵炎(膵機能荒廃期)
クレアチンキナーゼ
(CK)
50〜200IU/L
(UV法)
高値 →急性心筋梗塞、心筋炎、筋ジストロフィー、多発性筋炎(皮膚筋炎)、甲状腺機能低下症、悪性高熱症
低値 →甲状腺機能亢進症、長期臥床、妊娠
酸性ホスファターゼ 0.1〜0.7U
(ベッシー・ローリー法)
1.0〜4.0U
(キング・アームストロング法)
高値 →前立腺肥大症、前立腺がん、骨・肝転移を伴う乳がん・胃がん、ゴーシェ病、白血病、血小板増多症
低値 →低栄養
血清総蛋白 6.5〜8.0g/dL 高値 →慢性感染症、膠原病、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症
低値 →肝機能障害、栄養不良、蛋白漏出(ネフローゼ症候群)
血清蛋白分画 アルブミン:60〜70%
α1 –グロブリン:2〜3%
α2 –グロブリン:5〜10%
β–グロブリン:7〜11%
γ–グロブリン:10〜20%
分画の変化 →急性炎症、慢性炎症、骨髄腫、ネフローゼ症候群、慢性肝機能障害
ビリルビン <総ビリルビン>
:0.2〜1.1mg/dL
<直接ビリルビン>
:0.1〜0.5mg/dL
高値 →溶血性黄疸、肝細胞性黄疸(急性肝炎、肝硬変)、肝内胆汁うっ滞(薬剤性肝炎、原発性胆汁うっ滞性肝硬変)、新生児黄疸、体質性黄疸、肝外胆汁うっ滞(総胆管結石、総胆管腫瘍)
低値 →鉄欠乏性貧血
総コレステロール
(TC)
220mg/dL 未満
(酵素法)
高値 →家族性高コレステロール血症、糖尿病、甲状腺機能低下症、閉塞性黄疸、胆汁性肝硬変、ネフローゼ症候群
低値 →タンジア病、肝実質障害(肝硬変、肝臓がん)、甲状腺機能亢進症、アジソン病
LDLコレステロール 140mg/dL 未満 高値 →家族性高コレステロール血症、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群
低値 →肝硬変、甲状腺機能亢進症、無(低)βリポ蛋白血症、低栄養
HDLコレステロール 40mg/dL 以上 高値 →長寿症候群、薬剤(クロフィブレート、HMG–CoA還元酵素阻害薬)の影響、CETP欠損症
低値 →動脈硬化、LCAT欠損症、糖尿病、肝硬変、腎透析
トリグリセリド
(中性脂肪)
150mg/dL 未満
(酵素法)
高値 →家族性脂質異常症(III・IV・V型)、糖尿病、ネフローゼ症候群、甲状腺機能低下症、脂肪肝、腎不全
低値 →栄養不良、吸収不良症候群、慢性肝機能障害(肝硬変、肝臓がん)
血糖 110mg/dL 未満
(酵素法)
高値 →糖尿病、膵疾患(膵炎、膵臓がん)、内分泌疾患(クッシング症候群、褐色細胞腫、甲状腺機能亢進症、グルカゴノーマなど)、肝疾患(肝硬変、慢性肝炎)、妊娠、ストレス、過剰栄養、肥満
低値 →膵疾患(インスリノーマ)、肝疾患(肝硬変、肝がん)、機能性低血糖(絶食、激しい運動、腎性糖尿など)、先天性代謝異常(糖原病、ガラクトース血症)
グリコヘモグロビン
(HbA1c
4.3〜5.8% 高値 →糖尿病、糖尿病性ケトアシドーシス、腎不全
低値 →長期の低血糖、各種貧血、異常ヘモグロビン血症
フルクトサミン 205〜285μmol/L
(比色法)
高値 →糖尿病、甲状腺機能低下症
低値 →低蛋白血症、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症
尿酸 男性:3.6〜7.6mg/dL
女性:2.5〜5.5mg/dL
(酵素法)
高値 →痛風、レッシュ・ナイハン症候群、腎機能障害、薬剤性(利尿薬、降圧利尿薬など)、過激な運動、アルコール摂取
尿素窒素 8〜21mg/dL
(酵素法)
高値 →腎機能障害、消化管出血
低値 →肝機能障害(肝硬変、肝臓がんなどの広汎な肝機能障害)
クレアチニン 男性:0.6〜1.2mg/dL
女性:0.4〜0.9mg/dL
(酵素法)
高値 →腎機能障害(腎不全)、肝硬変、降圧薬服用
低値 →筋疾患(筋ジストロフィー)、長期臥床、妊娠
クレアチニン・
クリアランス
90〜110mL /分 低値 →腎機能障害
アンモニア 15〜70μg/dL
(酵素法)
高値 →重症肝機能障害(劇症肝炎、肝性昏睡)、腎不全(尿毒症の一部)、高蛋白食、消化管出血
低値 →低栄養、貧血
血清鉄
(Fe)
男性:54〜200μg/dL
女性:48〜154μg/dL
(比色法)
高値 →溶血性貧血、再生不良性貧血、白血病、肝硬変、サラセミア
低値 →鉄欠乏性貧血、出血性貧血、慢性感染症、悪性腫瘍

(Cu)
男性:80〜135μg/dL
女性:100〜160μg/dL
高値 →感染症、胆道疾患(閉塞性黄疸、細胆管性肝炎、胆汁性肝硬変)、鉄欠乏性貧血、悪性腫瘍、胆道閉鎖症
低値 →ウィルソン病、メンケス病、ネフローゼ症候群、多発性硬化症、栄養不良
亜鉛
(Zn)
80〜160μg/dL 高値 →内分泌疾患(成長ホルモン欠損症、甲状腺機能亢進症、副腎不全、アジソン病)、血液疾患(溶血性貧血、赤血球増多症、好酸球増多症)
低値 →摂取不足(菜食、静脈栄養、経腸栄養、低栄養)、吸収障害(腸性肢端皮膚炎、肝障害、炎症性腸疾患)、過剰喪失(下痢、肝硬変、糖尿病など)、需要増大(妊娠、新生児)
心筋トロポニン 陰性(–) 陽性 →急性心筋梗塞、心筋炎、狭心症、心臓手術後、(進行性筋ジストロフィー、甲状腺機能低下症では偽陽性となることもある)
ナトリウム利尿ペプチド
(ANP、BNP)
ANP:40pg/mL 以下
BNP:20pg/mL 以下
高値 →本態性高血圧、うっ血性心不全、慢性腎不全、ネフローゼ症候群、肝硬変、妊娠中毒症、原発性アルドステロン症・クッシング症候群、ADH不適合分泌症候群(SIADH)、甲状腺機能亢進症
低値 →脱水、利尿薬の影響
グリコアルブミン 12.0〜16.0% 糖尿病(血糖コントロールの指標)
1,5–アンヒドログルシトール 14.0μg/mL 以上 糖尿病(血糖コントロールの指標)
栄養アセスメント蛋白
(プレアルブミン、レチノール結合蛋白)
<プレアルブミン>
:20〜40mg/dL
<レチノール結合蛋白>
:2.2〜7.4mg/dL
高値 →腎疾患
低値 →低栄養状態、炎症性疾患、肝障害、甲状腺機能亢進症

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