病気事典[家庭の医学]
したのそんしょう
舌の損傷
舌の損傷について解説します。
執筆者:
洛和会音羽記念病院院長 小川 豊
症状の現れ方
ほとんどの場合、舌の先4分の1の損傷です。舌尖(ぜつせん)(舌の先)が完全に切断される場合や、舌背表面に多くは横方向の割創あるいは切創が生じます。
舌は血管に富んでいるので容易に出血します。血が止まったあとには、はれ、粘膜下血腫(ねんまくかけっしゅ)(舌粘膜の下に出血した血液が塊を作る)が生じて痛みを訴えます。はれと痛みのため、構音障害(しゃべりにくさ)が生じます。
応急処置はどうするか
ガーゼなどで圧迫止血をし、医療施設へ搬送します。
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