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病気事典[家庭の医学]
くいんけふしゅ
クインケ浮腫
クインケ浮腫について解説します。
執筆者:
島根大学医学部皮膚科教授 森田栄伸
クインケ浮腫の解説(コラム)
血管性浮腫(けっかんせいふしゅ)とも呼ばれるじんま疹の一種で、まぶたや唇などが発作性にはれる病気です。クインケは人の名前に由来しています。突然、体の一部に浮腫(むくみ)が生じます。まぶたや唇によく現れます。かゆみ、熱感を伴うことがあり、数時間から数日続きます。
まれに遺伝する場合もあり、この場合はC1インヒビターという蛋白の異常が原因であることがわかっています。高血圧の治療薬の副作用として、血管性浮腫が生じることもあります。重症の場合は、のどがはれて窒息する危険があるので注意が必要です。
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