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劇症肝炎の治療法の新しい展開 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

げきしょうかんえんのちりょうほうのあたらしいてんかい

劇症肝炎の治療法の新しい展開

劇症肝炎の治療法の新しい展開について解説します。

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劇症肝炎の治療法の新しい展開の解説(コラム)

 欧米では肝移植が主体であり、日本でも年々肝移植を受ける例が増加していますが、ドナーや医療費の問題を含めて多くの問題があります。内科的治療や人工肝補助療法は、肝移植までの「橋渡し」として行われています。

 人工肝補助療法では、生物学的人工肝補助(ヒト肝がん細胞またはブタの肝細胞を組み込んだ装置を使用)が外国では行われていますが、日本では使用できません。

 内科的治療では、肝再生を促進する治療法が待たれていて、肝再生促進因子(かんさいせいそくしんいんし)を用いた遺伝子治療も研究されていますが、いまだ実用化には至っていません。

 ウイルス性劇症肝炎に対する治療法としては、とくにB型に対する核酸アナログ製剤による治療が期待されています。核酸アナログ製剤(ラミブジン、エンテカビル)はすでにB型慢性肝炎の治療薬として広く使用されていますが、B型急性肝炎の重症化例や劇症化が疑われる例に対して効果が期待されています。

 しかし、これらの核酸アナログ製剤の投与量や期間(いつまで投与を継続するか)については、必ずしもコンセンサスは得られていません。

 以前に行われたHBVキャリアまたは慢性肝炎からの急性増悪(ぞうあく)による重症肝炎(劇症肝炎を含む)例に対する検討では、インターフェロン単独投与群に比較して核酸アナログ製剤(ラミブジン)併用群で血中HBV DNA量の低下は良好でしたが、救命率は両群で差を認めていません。

 したがって高度の黄疸(おうだん)やプロトロンビン時間が著しく低下している例では、ラミブジンを使っても限界がある可能性があり、重症化が疑われる例ではできるだけ早期に投与する必要があると考えられます。

 なお、近年はB型劇症肝炎による肝移植例の術後にも核酸アナログ製剤(主としてエンテカビル)が使用されています。

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