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C型慢性肝炎に対するインターフェロン(IFN)治療 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

しーがたまんせいかんえんにたいするいんたーふぇろん(あいえぬえふ)ちりょう

C型慢性肝炎に対するインターフェロン(IFN)治療

C型慢性肝炎に対するインターフェロン(IFN)治療について解説します。

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C型慢性肝炎に対するインターフェロン(IFN)治療の解説(コラム)

 インターフェロン(IFN)は、ウイルスに感染した時に体内で作られ、ウイルスの増殖を抑える物質です。もともと私たちが体内にもっている物質ですが、これを体外から大量に投与するのがIFN治療です。

 ペグIFNとリバビリンの併用療法は、治療期間は通常は半年〜1年ですが、2009年のガイドラインでは効きにくい1型で治療中にウイルスが消えるのが遅い患者さんには、1年半まで治療を延長することが推奨されています。なお、IFN治療終了後半年時点での血液検査でC型肝炎ウイルス(HCV)が見つからなければ、ウイルスが完全に排除できた(根治)と判定しています。

 ペグIFNは、IFNを穏やかに長く効くように改良した薬で、それまで週3回必要だった注射が週1回になり通院が楽になっただけでなく、長く効くので治療効果が上がり、穏やかに効くため発熱等の副作用が減り、多くの患者さんに治療をすすめられるようになりました。

 ただ、種類によっては白血球や血小板の数値が下がるので注射直前の検査が頻回に必要なものや、重い副作用である間質性肺炎(かんしつせいはいえん)が発現するものもあります。また、高血圧、糖尿病、うつ傾向のある患者さんも注意が必要です。

 リバビリンはのみ薬で、IFNの効果を高めるはたらきがあります。副作用としては貧血があり、ヘモグロビン値が下がり疲れやだるさが出るので、貧血の程度によっては薬の量を減らす場合もあります。また、リバビリンののみ始めから、のみ終わって半年後までは、胎児の安全性を考え、男性も女性も避妊しなければいけません。

 日本でIFN治療が始まったのは1992年からですが、当時は発熱、全身倦怠感、筋肉痛などのインフルエンザ様症状に加えて、重い副作用である間質性肺炎や精神症状の悪化が問題になり、きつい治療法とのイメージが定着してしまいました。しかし現在では重い副作用の前兆がある程度わかるようになり、未然に防ぐことも可能になりました。脱毛が治療を始めて3カ月以降に出る場合がありますが、治療が終われば改善するので、これも心配いりません。

 重大な副作用としてまれにうつ症状が出ることがあるので、治療中はできるだけ明るく過ごすことが大切です。不眠は比較的多くの人が経験しますが、うつ病の前兆の場合があります。不眠に続いて不安感やいらいら、何となく落ち着きがない、気分が落ち込むといった症状がみられる時は、早めに主治医に相談することが必要です。

 1992年から始まったIFN治療は常に進歩し、その治療効果と安全性は向上してきています。今後も新薬の出現が予想され、さらに治療効果を高める研究が進んでいます。

 治療法が進歩する一方、行政のインターフェロン治療費補助も始まるなど、感染者の療養支援の機運も高まってきています。

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