ページ内を移動するためのリンクです

直腸粘膜脱 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


ここから本文です

病気事典[家庭の医学]

ちょくちょうねんまくだつ

直腸粘膜脱

直腸粘膜脱について解説します。

執筆者:

どんな病気か

腹圧および排便により、下部直腸の粘膜が肛門下部へ押し下げられた状態です。このような粘膜には、脱出したままのものと、排便時にだけ脱出するものとがあります。内痔核の脱出に伴う場合が多く、痔核(じかく)、脱肛(だっこう)と間違えられやすいのですが、熟練した肛門科の専門医であれば容易に診断できます。

原因は何か

脆弱(ぜいじゃく)な骨盤底、とくに会陰下垂症(えいんかすいしょう)に伴うことが多くみられます。また便秘症など、排便習慣によって誘発されることも少なくありません。

症状の現れ方

内痔核脱肛に伴う症状と同様で、粘液のもれ、肛門出血、肛門の掻痒感(そうようかん)、肛門の不快感を来します。とくに肛門の重圧感、会陰深部の腫瘤感(しゅりゅうかん)(しこりがある感じ)を訴えます。残便感を訴える場合も多くみられます。

検査と診断

粘膜が脱出したままの場合は診断がつきますが、外来の大部分の患者さんでは常に脱出した粘膜はみられず、肛門鏡、直腸鏡による診察が重要です。下垂する粘膜は発赤、ただれ、潰瘍、出血を伴うことが多くみられます。肛門科医による熟練した判断が診断を左右します。

この場合もやはり、悪性疾患との区別は重要です。疑わしい場合は生検による組織学的検査が必要です。

治療の方法

一般的な治療は、排便時に腹圧をかけないように指導することと、坐薬などによる局所療法を行います。過度な腹圧や排便回数を減らすことが重要です。

十分な治療効果が現れない場合は、痔核根治術に準じて、粘膜切除術を行うか、肛門の縁に傷をつけない環状自動縫合器を用いた粘膜切除法(PPH法)などを行います。最近では、硫酸アルミニウム・タンニン酸注射(ALTA)を用いた内痔核硬化療法による治療も増えてきています。

外科的治療により病状は軽くなりますが、正常な排便習慣を身につけないと再発します。

病気に気づいたらどうする

直腸粘膜脱に気づいた場合、またはその疑いがある場合は、よく似た症状、病態を示す他の疾患(直腸脱内痔核(ないじかく)、脱肛(だっこう)、直腸孤立性潰瘍(ちょくちょうこりつせいかいよう))との区別のため、肛門科の医師か大腸肛門病専門の病院を受診し、正しい診断をしてもらうことが大切です。間違って痔核と診断され、改善しない場合が多くみられます。

直腸粘膜脱の初診に適した診療科目

病院検索の都道府県選択へ遷移します。

直腸・肛門の病気を小分類から探す

直腸・肛門の病気で処方される主な薬剤を探す

かかりつけ医をもとう!

通いやすい場所と診療科目から自分に合った医療機関を探してみましょう。

iタウンページで病院を探す

×
検索履歴(場所):

情報提供元 : (C)株式会社 法研執筆者一覧
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

つながるタウンページ会員


ここからフッター情報です

iタウンページ&タウンページコンテンツ
iタウンページコンテンツ

ページはここまでです

ページの先頭へ戻ります

×