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病気事典[家庭の医学]
ぱーきんそんしょうこうぐん
パーキンソン症候群
パーキンソン症候群について解説します。
執筆者:
藤沢市民病院神経内科医長 小山主夫
横浜市立大学医学部長・神経内科学教授 黒岩義之
原因は何か
多系統萎縮症(たけいとういしゅくしょう)、進行性核上性麻痺(しんこうせいかくじょうせいまひ)、大脳皮質基底核変性症(だいのうひしつきていかくへんせいしょう)などの神経変性疾患や、多発脳梗塞(たはつのうこうそく)や脳炎などでの脳全体の機能障害、一酸化炭素中毒やマンガン中毒などでの大脳基底核の障害、薬剤による副作用などが原因となります。
検査と診断
症状でパーキンソニズムがみられればパーキンソン症候群ですが、原因は前記のようにさまざまです。病歴や服薬歴などの情報や、頭部CT、MRIによる画像診断が有用です。
治療の方法
パーキンソン病治療薬が試されますが、パーキンソン病に対するほどの効果はみられないことがほとんどです。
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