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ツベルクリン反応 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

つべるくりんはんのう

ツベルクリン反応

ツベルクリン反応について解説します。

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ツベルクリン反応の解説(コラム)

 ツベルクリン液(結核菌がつくる精製蛋白誘導体(せいせいたんぱくゆうどうたい)、PPD液と呼ぶ)0・1mLを、前腕屈側に皮内注射して48時間後に判定します。ツベルクリン液はヒト型結核菌を培養した濾過液(ろかえき)を殺菌・濃縮し、凍結乾燥した原末を用いています。判定は表8によります。

 以前は、発赤の長経が5〜9mmを擬陽性(ぎようせい)と解釈していましたが、現在は9mmまでを陰性と判定します。強い発赤や水疱(すいほう)が時に認められますが、数日で消えます。2週間の間隔(新たな感染によって陽転するには早すぎる期間内)で2回めのツベルクリン反応を行うと、2回めにはより強い反応が出ます。これをブースター効果といい、本人の結核に対する免疫を正確に反映します。

 仮に、1回目の定期ツベルクリン反応検査後、不定期のツベルクリン反応検査を6カ月後に行うとブースター効果で反応が大となり不必要な化学予防の対象になる危険性があります。日本ではこれまでツベルクリン陰性者にはBCG接種が強力にすすめられてきたので、ツベルクリン陽性反応を即結核発病ととらえることは危険です。結核の既感染者、非結核性抗酸菌(こうさんきん)の感染者、あるいはBCGの陽転者が含まれることに注意します。

 一般に、感染すると4〜6週後に陽性になります。感染直後や粟粒(ぞくりゅう)結核などでは陰性のままであることがあります。陽転反応は一生続かないこともあります。生活習慣病の合併やステロイド治療などによって陰性化することもあります。また、アトピーの素因者もなかなか陽転化しない場合があります。

 なお、日本では従来発赤の大きさで判断していましたが、諸外国では硬結(硬いしこり)の大きさで判定しており、日本でもその方法が検討され始めています。

 これまで小中学生の結核の発病予防を目的として行われてきた学校検診では、ツベルクリン反応陰性者には自動的にBCGを接種してきました。しかし、学校検診で発見された結核の患者さんは2000年で20人未満と激減しています。

 このような背景から結核予防法が2001年4月に見直され、学校検診ではツベルクリン反応の値そのものではなく、最近の結核感染を疑わせる事情があるか否かの問診(小児結核の60%以上が家族からの感染・発病)が重要視されています。

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