病気事典[家庭の医学]
たたいにんしんのひんど
多胎妊娠の頻度
多胎妊娠の頻度について解説します。
執筆者:
東京大学医学部附属病院女性診療科・産科教授
上妻志郎
多胎妊娠の頻度の解説(コラム)
多胎妊娠の頻度についてはヘリンの法則が知られており、「80のnマイナス1乗」回の分娩(n=胎児数)に1件の頻度であるとされています。日本ではそれより頻度は低く、過去の統計では双胎(そうたい)妊娠(ふたご)は150分娩に1件でした。
しかし、最近では排卵誘発薬の使用により、頻度は増加しています。双胎妊娠は1998年では100分娩に1例となり、品胎(ひんたい)(みつご)は3600分娩に1例で50年前の5倍となっています。
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