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水痘(みずぼうそう)、帯状疱疹 病気事典[家庭の医学] -メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

すいとう(みずぼうそう)、たいじょうほうしん

水痘(みずぼうそう)、帯状疱疹

水痘(みずぼうそう)、帯状疱疹について解説します。

どんな病気か

水疱性(すいほうせい)の発疹を起こす病気で、初めて感染した時には水痘になり、発熱と全身性の発疹が出ます。一度かかった人の体のなかには、ウイルスが持続潜伏感染しています。何かのきっかけでウイルスが活動すると帯状疱疹になり、顔、胸、腹、上・下肢などの片側に帯状の水疱が現れます。

原因は何か

ヘルペスウイルスの仲間の水痘・帯状疱疹ウイルス(みずぼうそうウイルス)が原因です。唾液あるいは水疱の内容液から飛沫(ひまつ)もしくは接触感染します。帯状疱疹も、家族や同室など濃厚な接触があれば感染します。潜伏期間は2~3週間で、多くは14~16日です。

症状の現れ方

(1)水痘(みずぼうそう)

突然38~39℃の発熱があり、半日~1日くらい遅れて発疹が現れます。発疹はかゆみを伴う丘疹(きゅうしん)で、紅斑で始まり、2~3日のうちに水疱、膿疱(のうほう)、痂皮(かひ)(かさぶた)の順に急速に進行します。発疹は体幹に多く、四肢には少なく、頭髪部にも現れることと、同時期に新旧・大小不同の発疹が混在するのが特徴です。口内炎角膜潰瘍(かくまくかいよう)をつくることもあります。成人の水痘は重症になりやすく、肺炎を合併します。

(2)帯状疱疹

水痘の2分の1~4分の1程度の大きさの小水疱を伴う丘疹が、背、胸、腹、四肢、あるいは顔などの片側に帯状に集まって出ます。成人では発疹の部位に痛みを伴うことが多いのですが、小児では一般に痛みがありません。白血病などの治療中や免疫不全があると水疱が大きく重症になり、水痘と同様、全身性に出現することもあります。

検査と診断

症状が特徴的なので、診断は容易です。診断が困難な場合には水疱の内容液からウイルスを検出します。

区別すべき病気は、単純ヘルペス手足口病(てあしくちびょう)、小児ストロフルスなどです。

治療の方法

水痘は自然に治る病気ですが、抗ウイルス薬(アシクロビル・バラシクロビル)が有効で、発疹数の軽減、発熱期間の短縮が認められます。問題になる副作用はほとんどありませんが、3日以内に開始しないと効果が下がります。ただ、安易に使用すると薬の効かない耐性(たいせい)ウイルスが現れる心配があります。

かゆみに対しては抗ヒスタミン薬を内服します。フェノール亜鉛華(あえんか)軟膏(カチリ)の塗布が水疱の乾燥を早めるようです。アスピリンは重症の脳症・肝障害を誘発するため禁忌(きんき)で、解熱薬を使用する時にはアセトアミノフェンを用います。

帯状疱疹に対しては、バラシクロビル(バルトレックス)あるいはアシクロビル(ゾビラックス)内服、ビダラビン軟膏の塗布、疼痛の強い場合は神経ブロックも行います。

病気に気づいたらどうする

健康な子どもは心配することはありませんが、診察時間内に小児科を受診します。白血病の治療中、副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬を服用中の子どもでは命取りになることがあるので、すぐに小児科を受診してください。

周囲への感染を防ぐために、すべての皮疹がかさぶたになるまで登園・登校は禁止です。定期接種には入っていませんが、水痘ウイルス生ワクチンは感染予防効果が高いので、元気な時に予防接種をしておくのがよいでしょう。

執筆者: 脇口宏 

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