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注意欠如多動性障害(ADHD)<子どもの病気> 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

ちゅういけつじょたどうせいしょうがい(えーでぃえっちでぃ)

注意欠如多動性障害(ADHD)<子どもの病気>

注意欠如多動性障害(ADHD)<子どもの病気>について解説します。

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どんな病気か

不注意と、多動‐衝動性(しょうどうせい)のうちのどちらか一方か、あるいは両者が認められるものです。知能は正常範囲であることが一般的です。

微細脳機能(びさいのうきのう)障害という呼び方が一時広く使用されましたが、これはADHDの病気の原因を想定した概念です。同様に学習障害という用語は、当初は教育の分野から提唱されたもので、全体の知能は正常範囲にあるのに、読む、書く、計算するなどの特定の能力だけに問題が認められることが多く、それぞれ読字(どくじ)障害、書字表出(しょじひょうしゅつ)障害、算数(さんすう)障害といわれています。学習障害はADHDに合併することが多いといわれています。

原因は何か

先天性の、脳の微細な機能的障害が原因であると考えられていますが、詳細は不明です。

症状の現れ方

多動‐衝動性の多くは幼児期の早くから認められることが多く、幼児期から小学校低・中学年にかけて最も激しくなります。その後、中学生の年齢になると落ち着いてきます。注意欠如に気がつくのは多動の場合よりも遅いのですが、症状は大人になるまで多少なりとも続くことが多いといわれています。

検査と診断

まず知能検査と脳波測定を行います。知能検査では、全体のIQは正常範囲でも内容をみると能力にばらつきがあることが多いという特徴があります。脳波測定では特徴的な所見はないといわれています。

診断は、不注意と多動‐衝動性のどちらか一方を満たす、あるいは両者を満たす、症状の出現が7歳未満である、症状による障害が2つ以上の場面(たとえば学校と家庭)で存在するなどが満たされることによって確定されます。

治療の方法

治療は心理的治療と薬物療法に大別されます。心理的治療の要点は二次的な情緒(じょうちょ)障害の予防(親や教師からの繰り返される叱責(しっせき)や、友だちからの疎外(そがい)のために自己評価が下がることによって後天的に生じる情緒障害の予防)、学習に対する援助(学習の能力にばらつきがあることが多いため、不得手な科目に対する特別な配慮)などが基本になります。

薬物療法は中枢刺激薬であるメチルフェニデートの徐放錠(コンサータ)と、ノルアドレナリン・トランスポーターの阻害薬であるアトモキセチン(ストラテラ)がADHDに対して保険適用を認められています。

病気に気づいたらどうする

時に“しつけの問題”として親が学校などから責められていることも多く、まず両親、教師など本人に関わる大人が障害について十分に理解し、認識を共有することが大切です。また、新たな刺激や複数の刺激の処理が困難なことが多いため、学習する場所をいつも一定にする、机の上やまわりに余分な物を置かない、などの生活環境の整備も心がけましょう。

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